インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan合同会社（以下：イーベイ・ジャパン）は2024年7月18日、「日用品の買い替えに関する調査」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間：2024年6月27日～28日
◆調査対象：全国の一人暮らしをしている20代～50代女性
◆調査人数：500名
◆調査方法：インターネット調査
◆調査会社：株式会社ネオマーケティング
◆出典元：日用品の買い替えに関する調査（eBay Japan合同会社）

半数以上が今年に入り日用品を変更

2024年4月以降に、違う商品に買い替えた日用品はあるか聞いたところ、52.8％と半数以上が今年度に入ってから買い替えた日用品があることが判明。

具体的に買い替えた商品1位は「シャンプー、コンディショナー（29.6％）」、2位は「ボディソープ、ハンドソープ（19.8％）」となった。

買い替えた理由は「気になる商品に出会ったから（新商品を除く）（23.9％）」が1位に。それまで使っていた商品に何か不満があったわけではなく、気になる商品を試してみたいという女性は一定数いると考えられるだろう。

また、今年度に入って、日用品を違う商品に買い替えた人に具体的なエピソードをヒアリング。以下がその一部回答となる。

◆新しいシャンプー。香りが良かった（東京都・21歳）
◆肌のべたつきが気になり始めたので、さっぱり系の化粧水に変更した（福井県・28歳）
◆肌のトーンアップだけじゃなく、美白効果がある日焼け止めが新商品として出ていたので購入（愛知県・31歳）

約3人に1人が新商品を衝動買い

物を買い替えるときは、同じ商品を繰り返し買う「安定派」か、毎回違うものを買うことが多い「挑戦派」か聞いたところ、約8割が「安定派（35.0％）」「どちらかというと安定派（45.2％）」と回答した。

一方、「日用品を選ぶとき新商品を衝動買いした経験がある」という人は約3割にのぼる。基本的には「安定派」であっても、偶然出会った新商品を手に取り、購入した経験がある人は一定数いることが見て取れるだろう。

衝動買いした理由については3割以上が「品質に期待できたから（36.9％）」と回答。ただ新しいだけではなく、品質や価格に価値を感じるかどうかも購入を決めるポイントとなるようだ。

価格と品質のどちらも重視される

毎日消耗していく日用品について、買うときに何を重視しているか聞いたところ、約6割が「コストパフォーマンス（63.6％）」「効果・使い心地（59.6％）」と回答した。

また、日用品の価格について、やや高く品質が良いものか、少しでも価格が安いものならどちらを選ぶかを聞いたところ、回答はほぼ半々となり、「品質が良いもの（51.8％）」を選ぶ人がやや多い結果に。

一人暮らしの女性にとっては、品質の良さとコストパフォーマンスどちらも重視することが明らかになったといえるだろう。

本調査によって物の買い替えは「安定派」が多数派ということが判明したが、より良い商品との出会いを求めて新商品に積極的に挑戦するという方も少なくない。購入頻度の高い日用品だけに、リピーター獲得は安定した売上に繋がるだろう。本調査結果を商品開発、施策検討に活かしてみてはいかがだろうか。