プッシュ通知、適切な頻度とタイミングは? アルファノート調査

ECのミカタ編集部

【プッシュ通知に関する意識調査】適切なプッシュ通知の頻度・タイミングは?

アルファノート株式会社(以下:アルファノート)は2024年7月19日、プッシュ通知に関する意識調査についての記事を公開した。EC事業において、お知らせやクーポン情報を流すプッシュ通知は施策として非常に重要だ。しかしタイミングや頻度によっては、顧客離れを生む要因となってしまう。本記事では同社が調査した記事を一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査名称:企業公式アプリ・公式アカウントに関する意識調査
◆調査方法:インターネット調査
◆調査期間:2024年7月5~8日
◆有効回答:500名
◆事前調査:全国の20代~50代男女3142名に事前調査を実施。「店舗公式アプリをインストール、または店舗のLINE公式アカウントを登録したことがありますか?」に「ある」と答えた方に本調査を実施。
◆出典元:プッシュ通知に関する意識調査公開|適切なプッシュ通知の頻度とは?(アルファノート株式会社)

14%がすべてのプッシュ通知を拒否

プッシュ通知の許可に関して「一部のアプリ・アカウントのみ許可している」と答えた人が56%、「すべて拒否している」と答えた人は14%を占める結果に。

男女比でみると「すべて許可している」を選択した割合は男性が約6割で女性が約4割。また「すべて拒否している」を選択した割合は男性が約4割で女性が約6割に。これらの結果から男女比で異なる傾向にあり、女性の方がプッシュ通知に抵抗がある、ということが読み取れる。

「1日1回」「週1回」が適切な配信頻度

プッシュ通知の配信頻度を問う質問では、「1日1回」と「週1回」を選択した割合がそれぞれ約4割と多数を占め、1日数回の配信を望む人は8%と低い割合となった。

その他、「特別なイベントなどがある時だけで良い」「月1回で良い」など、選択肢よりもさらに低い頻度を望む意見も複数。性別では男性よりも女性の方が、低い頻度を好む傾向にあることが分かるだろう。

また、先の質問でプッシュ通知を「すべて拒否している」と選択した人に理由を聞いたところ、「1日に何度もプッシュ通知が送られてきたら煩わしいから」と選択した人が65%で最多に。習慣的に拒否している人も、32%と高い割合を占めることが明らかとなった。

不快感を与えない通知頻度が重要

本調査では4人に3人が企業公式アプリや公式アカウントを削除したことがあると回答。その中の30%が「プッシュ通知の頻度が多く煩わしいから」削除している状況が明らかとなっている。

プッシュ通知は企業にとって有効な宣伝方法である一方、許容範囲を超えることで不快感が増し、ユーザー離れが進んでしまうリスクもあわせ持っている。

今回の調査によって、ユーザーがプッシュ通知に求める内容や適切な頻度、確認するタイミングについての傾向が明らかとなった。また世代間や男女間の認識の違いも読み取れる貴重なデータとなっている。本調査内容を参考に適切な配信頻度、内容を検討してほしい。


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