アパレル・化粧品EC利用者の88%以上は、注文後に関連商品を追加購入経験あり Recustomer調査

ECのミカタ編集部

Recustomer株式会社(本社:東京都千代田区)は、EC・ネット通販を活用して、2カ月に1回以上「アパレル・化粧品・服装雑貨」を購入する人102名を対象に、購入"後"に関する消費者の意識調査を実施。「Post Purchase 調査レポート〜 アパレル・服装雑貨・化粧品〜 」(以下:本調査)として公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査方法:インターネット調査
◆調査実施機関:株式会社IDEATECH
◆調査期間:2024年06月26日~同年06月27日
◆有効回答:EC・ネット通販を活用して、2カ月に1回以上「アパレル・化粧品・服装雑貨」を購入する人102名
◆出典:Recustomer株式会社「購入後に関する消費者の行動調査」

ECでの買い物後に「ポジティブな感情が高まった」は86.1%に

本調査において、「Q. ECでアパレル・化粧品・服装雑貨商品を注文した直後、満足感や興奮などのポジティブな感情が高まりましたか」との質問には、28%が「非常に高まった」、46.5%が「高まった」と回答し、86.1%の消費者が、注文後にポジティブな感情が高まっていることが明らかになった。

また、「Q. 買い物をする前とした後では、後の方がお財布の紐が緩くなっている(より追加で購入したい気持ちが高い)と感じますか」との質問には、26.7%が「頻繁に感じる」、57.4%が「時々感じる」と回答し、84.1%の消費者が、目的の商品を購入した”後”の方が、購買意欲が高まっていることがわかった。

例えば、PCのキーボードを購入した後に、関連するマウスやマイクなどのアクセサリーを全種類揃えたり、多くの洋服を購入した後にレストランで豪華な食事を楽しむことなどがあるように、目的の商品の購入後はポジティブな感情が大きくなっていることが仮説として考えられるだろう。

8割以上の消費者は購入後に別商品を追加購入した経験がある

8割以上の消費者は購入後に別商品を追加購入した経験がある

「Q. 実際に、商品購入後に、他の関連商品を購入した経験があります」の問いには、「よくある」が53.4%、「数回ある」が34.7%という回答に。

このように、9割近くの消費者が、目的の商品を購入後、追加で他の関連商品を購入した経験をしており、ECサイトでの注文後は、追加購入を行う可能性が高いということが明らかになった。

購入直後〜商品を受け取るまでの間もビジネスチャンスに

購入直後〜商品を受け取るまでの間もビジネスチャンスに

さらに、「Q. 購入意欲は、購入後も継続すると感じますか? また、どの程度継続すると感じますか」の質問には、「購入直後」が20.8%、「数時間程度」25.7%、「1~3日程度」が19.8%という回答に。

ECサイトでは、平均的なお届け期間が1〜3営業日程度であることから、購入直後〜商品を受け取るまでの間が購買意欲の最も高まっているタイミングと言えるだろう。

EC事業者にとっては、購入後のポジティブな消費者心理を活用した施策が今後ますます重要になりそうだ。

※Recustomer株式会社の「Post Purchase 調査レポート〜 アパレル・服装雑貨・化粧品〜 」をご覧になりたい方は下記リンクを参照
https://recustomer.me/books/postpurchase-report-apparel


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