電通デジタルとプレイド、広告×CRMの領域横断専門チーム発足

ECのミカタ編集部

電通デジタルとプレイド、広告×CRMの領域横断専門チーム発足

株式会社電通デジタル(以下:電通デジタル)と株式会社プレイド(以下:プレイド)は2024年7月23日、プレイドからの支援のもと両社協業による領域横断の専門チームを電通デジタル内に新設したことを公表した。

LTV(顧客生涯価値)向上が目的

今回の専門チーム新設は、プレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」(※1)を活用した、1stパーティデータを軸とした広告とCRM(顧客関係管理)の融合によるLTV(顧客生涯価値)向上が目的となっている。

具体的には、顧客軸でリアルタイム分析・可視化を行うKARTEを用いて広告領域とCRM領域間で相互にデータを共有し、ソーシャルや広告、実店舗、ECまであらゆるコミュニケーションを含む一貫したマーケティング施策を行う。

※1:ウェブサイトやアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析して一人一人可視化し、個々の顧客にあわせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォーム。

両社から専門性の高い人材が参画

チーム組成にあたり、プレイドからはKARTEのプロダクト群における豊富な知見を持つ人材が積極的に支援実施。電通デジタルからは広告やCRMにおける高い専門性と実績を有するデジタルマーケター、KARTE認定資格を保有するフロントエンドエンジニア、「dentsu CX-Connect」(※2)に在籍するCXプロデューサーが参画する。

随時連携を図りながら、クライアント企業のあらゆる課題に対し、最適なソリューションの提案とチャネル横断したシステム設計・実装を行い、高度なマーケティング施策の実現を目指すとしている。

※2:従来分散しがちだったCXの施策・ノウハウ・データをつなげるストック型マーケティング専門チーム「dentsu CX-Connect」発足(2024年6月18日発表)。

※画像元:電通デジタルとプレイド、広告×CRMの領域横断専門チーム発足(株式会社プレイド 他)

データを活用した高度なCXを提供

近年、企業のマーケティング活動において、データを活用した高度なCXの提供が重要視されている。

その一方で、多くの企業ではこれを推進するにあたり、広告・マーケティング・情報システム等、関係部署が多岐にわたることやそのデータの取り扱いがシームレスに連携出来ないことで、高度なCXの実現とひいてはLTV向上に繋がりにくいといった課題を抱えている状況だ。

電通デジタルとプレイドは、こうした企業の課題解決に向けて協業し、今回の専門チームを発足するに至った。

前述した通り、本チームは電通デジタルが持つ広告とCRMにおける幅広いケイパビリティと、プレイドが提供するKARTEのプロダクト群による1stパーティデータの分析・可視化とマルチチャネルでの活用という強みを生かし、広告とCRMのデータを掛け合わせることでLTV向上を目指す専門チームとなる。

多くのクライアント企業の事業成長に寄与し、大きな成果を発揮することが見込まれるだろう。今後の動向に注目したい。


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