動画共有サイトでのネット詐欺が増加。BBソフトサービスがリポート

ECのミカタ編集部

「Internet SagiWall」で検知したデータより

2015年1月15日、BBソフトサービス株式会社は、同社が運営するセキュリティー対策ソフトウエア「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータからまとめた2014年12月度のインターネット詐欺リポートを発表した。

このリポートは「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告したものだ。それによると2014年12月における総検知数は41万2,372件で、うち88.2%をワンクリック・不当請求詐欺サイトが占める結果となった。

ついでフィッシング詐欺サイトが10.0%、ボーガスウエア配布サイトが1.2%、ぜい弱性悪用サイトが0.6%、マルウエア感染サイトが0.0%との順に続いている。

海外の動画共有サイト経由の検知が増加

同社によると、海外の動画共有サイトを利用したインターネット詐欺の検知が大きく増加しているという。

その手口は日本のアニメやテレビドラマなど、人気の動画コンテンツを配信し、そこに詐欺サイトへ誘導するバナー広告を表示するというもの。犯罪者は違法投稿が削除されにくい海外の小規模動画共有サイトを利用しているとのこと。

そこへ閲覧者を誘導するため、一般企業になりすましてネットワーク広告を配信する実例も多くあるとして、同社は注意を呼びかけている。


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