この1年間で利用されたギフトで増加した商品は? ギフトモール調査
株式会社ギフトモールは2024年7月31日、ギフト購入実態(オンライン、リアル店舗含む)に関する調査結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆実施時期:2024年6月18日〜20日
◆実施内容:インターネット上のパネエルによる助成
◆調査期間:オンラインギフト総研調べ
◆調査主体:インターネット上のパネルによる助成想起率調査
◆回答人数:全国15歳〜59歳の男女2250名(年齢性別均等割り付け/2024年7月からの1年間にギフト購入経験がある人)
◆出典元:株式会社ギフトモール
「選べるギフト」に人気が集まる
この1年間で贈ったギフトは「グルメ・スイーツ」が47.2%とトップ。続いて「ファッション」が24.1%、「ビューティー」が20.9%という結果になった。
また2023年と比較して多くのカテゴリで減少している中、「体験ギフト」は3.7%増(10.0%)、「電子チケット」は3.2%増(8.4%)、「デジタルギフトカード」は0.5%増(4.4%)と増加していることが明らかに。
ギフトを貰った相手が商品(モノ)や体験(コト)・利用場所や利用日時を自由に選ぶことができる「選べるギフト」が人気になっている傾向が顕著になった。
利用時間、場所を選べる点が評価
ソーシャルギフトで贈ったギフトは、ドリンクチケットやコンビニエンスストアのチケットなどの「店舗で使える電子チケット」が52.8%と最も多く、続いて「グルメ・スイーツ」39.9%、ECサイトのギフト券などの「WEBサイトで使える電子チケット」17.0%という結果に。
「電子チケット」は計69.8%が贈ったことがあるギフトであり、ソーシャルギフトの機能を使って贈るギフトの主流となっていることがうかがえる。
電子チケット贈る理由については、上位から以下のような回答が並んだ。
◆相手が利用する時間と場所を選べる:71.7%
◆気軽に贈れる価格だから:62.1%
◆簡単に短時間で購入できるから:31.1%
「体験ギフト」にも注目
また「モノ」のギフトではなく、旅行やレストラン、エステ・マッサージといった「コト」を贈る「体験ギフト」にも注目が集まりつつある。
「既に贈ったことがある」と回答した体験ギフト利用経験者は9.0%となり、「いずれ贈りたいと思う」と回答をした利用意向者は50.0%(「体験ギフトを知っている。いずれ贈りたいと思う」23.2%、「体験ギフトを知らない。いずれ贈りたいと思う」26.8%の合計値)を占め、利用経験者と利用意向者を合わせると計59.0%と約6割が支持する結果となった。
「体験ギフト」を贈る理由についても、電子チケット同様「相手が利用する場所と時間を選べる」点が高く評価。また、「非日常の時間を過ごしてほしい」という贈る側の気持ちがギフトに込められていることもうかがえるだろう。
デジタル化の影響によって、ギフト市場は従来の「モノ」だけではなく「コト」「時」「場所」など多様化しつつある。幅広い消費者ニーズに対応することが、ギフト市場のさらなる利用拡大に繋がると考えられるだろう。