越境EC事業において「キャンペーンが重要」と回答した割合は? ショッピージャパン調査

ECのミカタ編集部

【越境EC売上増加の鍵は、効果的なキャンペーン戦略】約半数が、キャンペーンで「売上増加」を実感 1回あたりの平均予算は「200万~500万円」が最多、「1,000万円以上」も2割超え

ショッピージャパン株式会社(以下:ショッピージャパン)は2024年8月20日、越境ECのキャンペーンに関する意識調査の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査名称:越境ECのキャンペーンに関する意識調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2024年7月12日〜13日
◆有効回答:東南アジア・中国で越境ECを行っており、キャンペーンを実施したことのある企業の担当者111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にはならない。
◆出典元:越境ECのキャンペーンに関する意識調査(Shopee)

9割以上がキャンペーンを重要と回答

「越境EC事業を推進する上で、キャンペーンはどの程度重要だと思いますか」(n=111)と質問したところ、以下のような回答結果があげられた。

◆非常に重要:56.8%
◆やや重要:39.6%
◆どちらともいえない:3.6%


次いで、「あなたのお勤め先でキャンペーンを行う際に、重視していることを教えてください(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「実施タイミング」が57.7%、「ターゲット市場の選定」が55.0%、「予算の効果的な配分」が49.5%と上位に並んだ。

キャンペーン予算は「200万~500万円未満」が最多

「直近参加したキャンペーンで、得られた成果/効果を教えてください(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「ブランド認知度の向上」が56.8%、「新規顧客獲得」が53.2%、「売上増加」が48.6%という回答が上位に並んだ。

次いで、「2024年に参加したキャンペーンで、1回のキャンペーンにどのくらいの予算を使いましたか。複数回参加した場合は、平均の予算を教えてください」(n=111)と質問したところ、「200万~500万円未満」が22.5%と最多に。以降に「100万~200万円未満」が19.8%、「500万~1,000万円未満」が17.1%と続き、金額に差がある状況が見受けられた。

半数以上が「ブラックフライデー」に参加予定

「あなたのお勤め先で2024年に参加する予定のキャンペーンを教えてください(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「ブラックフライデー」が53.2%、「10.10セール」が46.8%、「サイバーマンデー」が44.1%という回答が並んだ。

日本国内でも認知度が向上しつつある「ブラックフライデー」が半数を占めており、今後も大きな盛り上がりを見せるキャンペーンとして展開されそうだ。

今回の調査では、東南アジア・中国で越境ECを行っている企業が、キャンペーンを非常に重視している事実が明らかとなった。適切なタイミング、ターゲット市場の選定、効果的な予算配分が成功の鍵となる一方で、実施上の課題も多岐にわたっている。

越境ECにおけるキャンペーン戦略の重要性は今後さらに高まると予想され、企業はより効果的な国際マーケティング戦略を構築することが求められる。本調査内容を参考に、今後のキャンペーン展開を検討してみてはいかがだろうか。


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