GMOメイクショップとOpenFactoryが資本業務提携 オリジナル商品の無在庫販売を促進
GMOメイクショップ株式会社(以下:GMOメイクショップ)は2024年8月20日、プリントオンデマンドサービス「Printio(プリンティオ)」を展開する株式会社OpenFactory(以下:OpenFactory)と資本業務提携契約(以下:本提携)を締結したことを公表した。
オリジナル商品の無在庫販売を促進
本提携によりGMOメイクショップは、プリントオンデマンドに特化したOpenFactoryとのシナジーを活かし、3000億円を超える流通額(※1)を持つECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」を通じて、オリジナル商品の無在庫販売を促進する。
「makeshop byGMO」を利用する事業者は、今回の提携に伴う新機能により、以下の様なメリットを享受することが可能だ。
◆在庫リスクゼロでオリジナルグッズ販売が可能
受注生産のため在庫を抱えるリスクがなく、売れ残りの心配がない。
◆多様な商品ラインナップを簡単に展開
アパレル、タオル、モバイルバッテリーなど、様々な商品をオンデマンドで制作し、自社ECサイトで販売可能。
◆顧客ニーズに合わせた商品開発
期間限定商品や、特定の顧客層に向けたニッチな商品など、柔軟な商品展開が可能。
※1:「makeshop byGMO」の「プレミアムショッププラン」以上を利用するECサイトの流通額(GMOメイクショップ調べ 2024年7月時点)
強力なシナジーを生み出すものと期待
GMOメイクショップ株式会社代表取締役社長CEOである、向畑憲良氏は本提携について以下のようにコメントしている。
「あらゆるコンテンツを、リスクなくグッズ化し、販売できる環境を整備することは、日本経済の発展に大きく寄与すると考えております。特に、近年高まりを見せるクリエイターエコノミーに加えて、スポーツチームや動物園、博物館などの施設、さらには企業や行政機関なども、オリジナルグッズを通じてファンやユーザーとの絆を深められる可能性があります。OpenFactoryの『Printio』は、まさに日本のプリントオンデマンド市場を牽引するサービスであり、今回の提携は、弊社の『makeshop byGMO』との強力なシナジーを生み出すものと期待しております」。
新たな顧客層へのリーチを可能に
GMOメイクショップはこれまで、12000店舗(※2)を超えるEC事業者に利用されているECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」を通じて、事業者の売上拡大を支援してきた。
一方、OpenFactoryは、中小規模のEC事業者向けに、受注生産による在庫リスクゼロのプリントオンデマンドサービス「Printio」を提供。受注に応じて商品を印刷するため、事業者側は在庫リスクを抑えられ、多品種少量生産にも対応可能となっている。
今回の取り組みは、プリントオンデマンド市場における新たな顧客層へのリーチを可能にするものとして期待が集まるだろう。
今後は、収益源の多角化を図るクリエイターやファンエンゲージメントの強化を目指す動物園や行政機関など、様々なニーズを持つ方々に対し、最適なプリントオンデマンドサービスを提供することで、独自のポジションを築く見込みである。プラットフォーム上の取引増加と収益向上を目指し、ひいてはプリントオンデマンド市場全体の活性化に貢献するはずだ。