Oisixが最新の青果トレンドを発表 2025年注目の野菜・フルーツは?
オイシックス・ラ・大地株式会社(以下:オイシックス)が展開するOisixは、8月31日の「野菜の日」に合わせ、2025年に注目される青果トレンドを発表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
「簡便化志向」及び「経済性志向」の割合が上昇
8月31日は「野菜の日」となる。農林水産省の最新の野菜の消費状況(※1)によると、家庭での生鮮野菜購入額は減少傾向である一方、サラダの購入額は増加。またサラダを含む調理食品の購入額は長期的に増加しており、20~70歳代のすべての世代で「簡便化志向」及び「経済性志向」の割合が上昇している状況だ。
オイシックスは今回、年間約6万件にも及ぶ商品レビューから読み取れる顧客ニーズ、SNSやメディアで話題になったトピックス、有識者や畑の動向を元に、青果バイヤーが注目するネクストトレンドを独自に選出。
さっと調理できて食べごたえもしっかりある、主役を張れる「タイパベジ」や、冷蔵庫やキッチンのスペース取らない「スペパベジ」といった時短や省スペースに焦点を当てた野菜を取り上げた。
※1:農林水産省:野菜をめぐる情勢(令和6年5月)
◆スペースを取らないミニだいこん
※画像元:8月31日の「野菜の日」に合わせ、2025年に注目される青果トレンドを発表(オイシックス・ラ・大地株式会社)
美味しく栄養価の高い野菜に注目
また、2025年のトレンドとして以下の野菜にも注目が集まる。
◆極生ベジ
生ズッキーニ、生ブロッコリー、生アスパラガスなど、生でいただく野菜の可能性をさらに提案。
◆きくベジ
ある特定の栄養成分を多く含む高栄養野菜を、Oisixでは「きくべジ」と命名。健康投資として野菜にも特定の栄養素を求める傾向が顕著になってきている。
◆ジャパントロピカルフルーツ
国内で生産されたトロピカルフルーツが、劇的に進化中。今では東北や北海道でもバナナが収穫できるようになっている。
Kit Oisixメニューを開発中
Oisixでは、今回発表した注目の青果を使用したKit Oisixメニューを開発中。ケータリング「YUKIYAMESHI」を率いる人気料理家・寺井幸也氏の監修により、2024年10月の販売を予定している。
「YUKIYAMESHI」の看板商品であるオープンいなりの具材やメインおかずに、ネクストトレンドの青果を彩りも華やかに使用予定。「ハレの日に外食に行きにくい方にも、おうちで華やかな時間を過ごしてほしい」という思いが込められた、大事な日や大切な時間をおうちでお祝いすることを応援するKit Oisixとなる。
食品EC市場を健康というキーワードでけん引する存在として、今後も大きな注目を集めるだろう。本トレンドを参考に、今後の施策を検討してみてはいかがだろうか。