JR東日本SLと佐川急便、多機能ロッカー「マルチエキューブ」での宅配荷物発送サービスを開始

ECのミカタ編集部

多機能ロッカー『マルチエキューブ』での宅配荷物発送サービスを開始

株式会社JR東日本スマートロジスティクス(以下:JR東日本スマートロジスティクス)は2024年9月10日、多機能ロッカー「マルチエキューブ」を活用した配送サービス(以下:本サービス)を開始した。本サービスでの宅配荷物は、佐川急便株式会社(以下:佐川急便)が配送する。

「マルチエキューブ」から指定場所への配送が可能

多機能ロッカー「マルチエキューブ」では、「予約」「預け入れ」「受け取り」「発送」という4つの機能を1台で利用できる。

本サービスの開始によって、ユーザーは利用しやすい「マルチエキューブ」に宅配荷物を預け入れ、指定の場所に配送することが可能となる。荷物発送の利便性を大幅に向上させるサービスとして活躍することが期待されるだろう。

◆サービス名:ロッカーどこでも配送サービス
◆サービス開始日:2024年9月19日
◆対象ロッカー:東京駅、新宿駅のマルチエキューブ(※1)
◆受け取り箇所:ユーザー指定の住所(日本国内)(※2)

※1:対象箇所は以下図表参照。2駅でのトライアルの開始となり、対象箇所は順次拡大予定。設置場所の詳細は申し込みの際にWebサイトにて要確認。対象ロッカーは、一部変更となる可能性がある。
※2:一部地域を除く。

◆対象ロッカー

※画像元:多機能ロッカー「マルチエキューブ」での宅配荷物発送サービスを開始(佐川急便株式会社)

「マルチエキューブWebサイト」への会員登録で利用可能

本サービスは「マルチエキューブWebサイト」に会員登録することで利用できる。

「マルチエキューブWebサイト」で事前に配送先の情報入力や決済をすることで、予約したマルチエキューブから荷物の発送が可能。予約したマルチエキューブの操作パネルに予約番号を入力、またはQRコードを読み取らせることで、簡単に荷物を預け入れることができる。

※画像元:多機能ロッカー「マルチエキューブ」での宅配荷物発送サービスを開始(佐川急便株式会社)

「マルチエキューブ」は2024年8月末日時点において、東京駅や新宿駅などに計255台が設置されており、2026年度内に首都圏駅構内を中心に約1000台を展開予定である。ユーザーの操作時を除いて扉は常時施錠されているため、安心・安全な使用が実現する。

本サービスは荷物の発送、受け取り方の幅を広げると同時に、駅や宅配サービスの利便性向上に貢献するはずだ。利用動向を含め、今後の展開に注目、期待したい。

参考:佐川急便が多機能ロッカー「マルチエキューブ」での荷物受け取りサービスを開始 2023年度内に首都圏駅構内に約100台を展開予定


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