約30社の通販サイトで実施、検証

ウェブサイトのユーザビリティ評価を専門的に行うインターメント株式会社は「パソコンでネット通販を利用した時と、スマホで利用した時に感じる使いやすさや、満足度の違いを学術的に比較検証」と題した検証を発表した。

これはインターメントが30代女性のアンケートとユーザーテストの計100名分からとったパソコン総合通販サイトランキング（対象39社）とスマホ総合通販サイトランキング（対象33社）から検証したもの。

スマホはストレス3倍以上！

正しく購入できたか、短時間で効率よく商品を購入できたか、目的の商品を迷わずに見つけることができたかの比較ではパソコン、スマホであまり違いがないとの結果になったが、心地よくサイトを使用できたかの評価では、パソコンに比べてスマホは操作エラーが7倍以上、ストレスを感じた回数は3倍以上という結果となった。

しかし、意外にもスマホ向けによく考えられたサイト作りもあってか、サービス、デザイン、掲載情報、信頼性の各満足度はパソコンと比べてあまり変わりがないとの結果になった。

その要因としては、スマホユーザーは多くのことを望まず、商品を購入するという目的が達成されればよいと考えているからと分析している。

現時点では操作エラーはスマホに慣れていない自分のせいだと思うユーザーが多く、ストレスに感じていてもサイトに対する満足度には大きな影響を与えていないようです。実際には明らかにサイトの問題であろう課題点が多数見受けられる為、ユーザーの利用状況をもっと観察して、改善していくことがますます必要となります。(プレスリリースより)

と締めくくっている。