Wolt、広島県呉市でデリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験を開始

ECのミカタ編集部

おもてなしデリバリーWolt、業界初の取り組みを開始!デリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験を広島県呉市でスタート!

Wolt Japan株式会社(以下:Wolt)は2024年10月21日より、広島県呉市にてデリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験を開始する(※1)。サービス提供エリア広域で、デリバリーの商品価格を一斉に店頭と同じ商品価格とする取り組みは、フードデリバリー業界において初の試みとなる(※2)。
※1:別途配達料やサービス料が加算される。
※2:Wolt調べ(2024年9月末現在)

デリバリー商品価格を店頭価格に

本実証実験には、広島県呉市内のWolt加盟店から約70店が参加。呉市エリアの顧客は自宅にいながら、Woltのアプリやウェブサイトから、実証実験に参加する市内のレストラン、ベーカリー、スーパーマーケット(※3)の料理、食料品、日用品など(※4)を、従来のデリバリーの商品価格より約4割程度安い店頭と同じ商品価格で購入し、約30分で商品を配送してもらえる。

◆デリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験の概要
▷開始日:10月21日(終了日未定)
▷導入エリア:広島県呉市
▷配達受付時間:9:00〜0:00(店舗によって異なる)
▷実証実験の内容:呉市内のWolt加盟店のうち約70店で、デリバリーの商品価格を店頭と同じ商品価格とするもの
▷配達料:49円~349円(配達料はエリア、距離によって異なる。また、予告なく変更する場合がある。)

※3:エリア内には一部対象外の店舗あり。また対象店舗であっても対象外の商品がある場合がある。
※4:生鮮・特売品等、一部商品を除く。


◆サービス提供エリア

※画像元:デリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験を広島県呉市でスタート (Wolt Japan株式会社)

物価高、買い物弱者の増加などに対応

デリバリーサービスに掲載される商品の価格は各店舗が設定しており、一般的に店頭で購入できる商品価格よりも約4割程度高く設定されている。一方、物価高による家計の負担の増加や、運転免許を返納した高齢者をはじめとする買い物弱者の増加といった社会課題が顕在化しつつある。

こうした状況を背景に、Woltはデリバリーをより利用しやすい環境を作ることで消費者をサポートするため、加盟店の協力を募り、デリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験を広島県呉市で開始するに至った。

今回の取り組みが社会課題を解決する一助になり、地域経済の活性化に繋がることが期待されるだろう。実証実験の展開、そして今後の展開に注目だ。


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