CRE、大型物流施設「ロジスクエアふじみ野B」竣工 2025年8月より稼働開始

ECのミカタ編集部

CRE、大型物流施設「ロジスクエアふじみ野B」竣工

株式会社シーアールイー(以下:CRE)は2024年10月15日より、埼玉県ふじみ野市において開発を進めていた大型物流施設「ロジスクエアふじみ野B」が竣工したことを公表。今後、入居に向けた各種準備工事を実施後、2025年8月より同社専用施設として稼働開始する予定である。

広域物流拠点立地として優位性を備える

「ロジスクエアふじみ野B」は、埼玉県ふじみ野市の国道254号バイパス沿いの「国道254号バイパスふじみ野地区土地区画整理事業」地内に位置。埼玉県南部は物流拠点立地として県内でも有数のニーズの高いエリアであり、本開発地は道路ネットワークの活用により広域物流拠点立地としても優位性を備えている。

◆ロジスクエアふじみ野Bの概要
▷施設名称:ロジスクエアふじみ野B
▷所在地:埼玉県ふじみ野市福岡新田
▷敷地面積:約10万1000㎡(約3万坪)
▷用途地域:工業専用地域
▷主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
▷構造規模:鉄骨造地上4階建て
▷延ベ面積:11万4000㎡(約3万4000坪)
▷着工:2023年3月15日
▷竣工:2024年10月15日

また、物件の周辺エリアには人口集積もみられ、雇用を確保する上で優位な環境となっている。施設で働く従業員の通勤利便性向上のため、東武東上線急行停車駅である「ふじみ野」駅から通勤専用バスを運行する。

◆ロジスクエアふじみ野B地図

※画像元:大型物流施設「ロジスクエアふじみ野B」竣工(株式会社シーアールイー)

快適性やユニバーサル面にも寄与

倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/㎡、有効高さは1階で6.0m、2階から4階で5.5m以上(一部除く)を確保。テナント区画として、最大で8テナントの入居を可能としており、最小で約3360坪からの利用が可能となっている。

倉庫内の防火区画壁には耐火断熱パネルを採用しており、冷暖房設備設置時の熱負荷低減、鋼板製のパネル仕上げによる倉庫内の美観や耐震性の向上といった機能と合わせて、倉庫内で働く従業員の職場環境の向上に寄与する仕様としている。

さらに、今後はアメニティとして、4階の東西2箇所に共用のカフェテリアを設け、いずれにも従業員用の売店を設置する予定。さらに、ロジスクエアシリーズのブランドコンセプトの1つでもある倉庫機能などを可視化したサイン計画も採用し、遊び心のあるピクトサインなどによりリラックスできる明るい空間を提案することで、働く方々の快適性やユニバーサル面にも寄与するとした。

◆カフェテリア

※画像元:大型物流施設「ロジスクエアふじみ野B」竣工(株式会社シーアールイー)

ロジスクエアの従属ブランドとしてブランディングを進める

「ロジスクエアふじみ野B」では環境対策として、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具による環境や省エネルギーに配慮した設備仕様を採用している。

今後は、従業員の就業環境向上のために倉庫内全館空調を導入する予定としており、消費電力を大幅に減少できるGHP(ガスヒートポンプ式空調)を採用することで、電気を動力とするEHP(電気式空調)と比較して大幅なCO2削減に貢献するとした。

CREは「今後の開発物件においても『ロジスクエアふじみ野』と同様に、従業員の就業環境の向上、及びランドスケープデザインを取り入れた地域の街づくりに貢献する外部空間を積極的に採用し、当該空間を『「露路ガーデン(Logi Garden)」』というロジスクエアの従属ブランドとしてブランディングを進めてまいります」とコメントする。

「ロジスクエアふじみ野B」物流に優れた立地環境、現場で働く従業員の労働環境、さらには自然環境への配慮を同時に考慮した施設となっている。広域物流拠点として持続可能な物流の実現に貢献することが期待されるだろう。


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