フューチャーショップがVRChat Inc.とパートナーシップ契約を締結 メタバースとECを融合させたリテール体験を創造
株式会社フューチャーショップ(以下:フューチャーショップ)は2024年11月11日、米VRChat Inc.と公式パートナーシップ契約を締結したことを公表した。
メタバースとECの可能性を模索する
フューチャーショップはECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を中心として、ECにおける新しい価値体験の創造に20年以上挑戦してきた。
その一環として、2023年にECプラットフォーム提供企業として初めて、VRChat上にワールド(仮想空間)をオープンし、futureshopを利用するブランドがバーチャルポップアップを出店。その結果、バーチャル空間での体験を経て、ECサイトや実店舗での購買行動につながる事例も確認されるなど、これまでにない新しい消費者行動が見られたという。
こうした経験を背景に、フューチャーショップは新たにVRChat社と公式パートナーシップ契約を締結し、VRワールド「FUTURE 20th SQUARE」を中心にメタバースとECの可能性を模索するとした。
◆「FUTURE 20th SQUARE」ワールド概要
▷運営:株式会社フューチャーショップ
▷来場方法:VR機器・ゲーミングPC・Android(※1)端末からアクセス可能。VRChat ワールド選択から「FUTURE 20th SQUARE」で検索。
※1:AndroidはGoogle LLCの商標
※画像元:世界最大手のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を運営する米VRChat Inc.とパートナーシップ契約を締結(株式会社フューチャーショップ)
未来のリテール体験の創造に注目
VRChatは世界最大手のソーシャルVRプラットフォームであり、国籍を問わず非常に多くのユーザーが日々交流している。
クリエイターが創造力を存分に生かし、自由にワールドやアバター、ギミック(仕掛け)を作成する中で、新たな文化や価値体験も生まれている。さらには2024年10月時点においてスマートフォン版もリリースされており、従来の「VRゴーグルやゲーミングPCがないとプレイできない」というハードルを取り払い、より手軽にメタバースを体験できる環境が整いつつある。
一方、フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」では、サイトデザインのカスタマイズやコンテンツの更新を、EC担当者の手で自由度高くスピーディに実施可能。顧客のファン化を促進するための多彩な機能も有しており、効果的なロイヤルティマーケティングを展開が実現できる。
VRChat上のバーチャルワールド「FUTURE 20th SQUARE」のリニューアルを通して、今後は様々なイベントの開催が予定されている。メタバースでの体験とECが融合する、未来のリテール体験の創造に注目、期待したい。