ポータブル電源ブランド「YOSHINO」、THE [ ] STORE出店によりEC売上を5倍以上に拡大
株式会社SUPER STUDIO(以下:SUPER STUDIO)は、株式会社ヨシノパワージャパン(以下:ヨシノパワージャパン)が展開する「YOSHINO(ヨシノ)」がTHE [ ] STORE(※1)へ出店し、同店でのポップアップストア開催後、ECモールでの売上が通常時の約5倍以上に拡大したことを公表した。
※1:SUPER STUDIOと三井不動産がリアルとデジタルを掛け合わせ、ECブランドのビジネス成長を支援するリアル店舗。
ECモールでの売上が通常時の約5倍以上に
ヨシノパワージャパンはTHE [ ] STOREへの出店に向けて、販売代理店へイベント情報を周知したり、各ECモールのブランドページにも出店情報を掲載。また、「PRTIMES」でプレスリリースを配信したほか、InstagramやXといったSNSも積極的に活用したという。
「ヨシノパワージャパンとは何か」を知ってもらうべく、メンションやハッシュタグなどの拡散力が高いSNSにて、出店の1週間ほど前にイベント情報を告知したり、出店期間中にはInstagramのライブ配信で固体電池ポータブル電源の無料抽選イベントを開催したりなど精力的に活動した結果、ライブ配信の総再生回数は2000回(2024年7月末時点)を超え、当日は多くの方が視聴した。
店頭でも、THE [ ] STOREの来店者限定で使える15%OFFクーポンを配布すると同時に、購入特典として「スマホ充電アダプター60W」を、YOSHINO公式Instagramもしくは公式Xアカウントをフォロー・投稿した顧客には「スマホ充電アダプター20W」をプレゼント。Instagramのストーリーズを公式Instagramのハイライトにまとめて紹介したことで、それを見た方が店舗へ来店されるなどUGCが集客に繋がった。
ポップアップストア開催後には、ECモールでの売上が通常時の約5倍以上に拡大。製品に関するお問い合わせも3~4倍に増え、その多くが、THE [ ] STOREで実際に製品に触れて興味を持ち、製品についてもう少し詳しく知りたいという顧客だったという。
※画像元:日本ネット経済新聞にて「YOSHINO」の「THE [ ] STORE」出店に関する記事が掲載されました (株式会社SUPER STUDIO)
認知度向上、製品に興味持つといった二次的な効果も
THE [ ] STORE出店後に表参道で開催した別のポップアップストアでは、多くの顧客がリピーターとして訪れた。
THE [ ] STOREを通じてヨシノパワージャパンを認知、製品に興味持つといった二次的な効果があったことからも、今回の出店は非常に効果が高いものだと実感しているという。
ECモールでの販売は、顧客が実際に手に取って製品に触れる機会がほとんどない上に、製品がどういったものなのかわからないという問い合わせをもらうことも少なくないとヨシノパワージャパンは指摘する。
こうした意見から家電量販店での販売を進めると同時に、定期的にポップアップストアを展開していく計画を立て、その足がかりとして、THE [ ] STOREへの出店に至ったようだ。
リアル店舗の集客とブランド認知の拡大を実現
ヨシノパワージャパンは、アメリカのYoshino Technologyの日本法人であり、世界で初めて(※2)固体電池を採用したポータブル電源を開発した企業である。2023年1月に設立され、2023年11月より日本唯一の固体電池ポータブル電源のブランド「YOSHINO」として、蓄電池やポータブル電源、及び関連製品の販売を開始した。
主にAmazonや楽天といったECモールでの販売が中心であり、直近では30社ほどの代理店を介した販売も多くなっているほか、一部の地方自治体や自衛隊などへの販売も増加。自社ECサイトも運営しており、ECモールで検索順位を上げる施策を行いながら効果的にポータブル電源を求めるユーザーへアプローチするといった活動を行っている。
今回、THE [ ] STOREへの出店を通してリアル店舗の集客とブランド認知の拡大を実現した。本事例から、EC販売への導線作りの一環として実店舗の活用は非常に強力な手段となることが明らかになった。EC販売の強化を目指す事業者は、リアル店舗の活用を検討してみることで新たなビジネスチャンスを掴めるかもしれない。
※2:2024年7月8日時点でヨシノパワージャパン調べ。Amazonなどの通販サイトや、その他のインターネット上での検索で調査。