カートシステムのリプレイスを行った理由の1位は? フルバランス調査
株式会社フルバランス(本社:東京都新宿区、代表取締役:原田真緒)は2024年11月20日、カートシステムのリプレイスに関する実態調査結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査名称:カートシステムのリプレイスに関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2024年10月31日〜11月1日
◆有効回答:自社のECサイトにおけるカートシステムのリプレイスを行ったことがある方111名
◆出典元:カートシステムのリプレイスに関する実態調査(株式会社フルバランス)
リプレイス理由としてランニングコスト削減がトップ
「カートシステムのリプレイスを行った理由を教えてください(複数回答)」と質問したところ、「ランニングコストを削減するため」が41.4%と最も高い割合を占めた。
以降、「セキュリティを強化するため」37.8%、「機能性/拡張性を重視したいため」35.1%、「デザインの自由度を高めるため」29.7%と続く。
リプレイス後に導入したシステムの種類については、上位から以下内容が並んだ。
◆パッケージ型(「ecbeing」や「MakeShop」など):34.2%
◆ASP型(「Shopify」や「BASE」など):29.7%
◆オープンソース型(「EC-CUBE」や「WooCommerce」など):15.4%
◆フルスクラッチ型(独自開発):6.3%
安全性が最も重視される
「リプレイスを進める際、システム選定において重視した点を教えてください(複数回答)」と質問したところ、「セキュリティなどの安全性」が44.1%、「使いやすさ」が40.5%、「集計や分析のしやすさ」が35.1%という回答が並んだ。
顧客の安全を守り、信頼されるサイト運営のためにもセキュリティ対策は重要となるだろう。
また、カートシステムのリプレイスに要した期間については、「3〜6カ月未満」が35.1%で最も多く、続いて「1~3カ月未満」27.0%、「6カ月~1年未満」13.5%という回答が続いた。
決済方法、内製化など幅広い業務が改善
「カートシステムのリプレイスによって改善された点を教えてください(複数回答)」と質問したところ、「多様な決済方法への対応」が35.1%、「内製化のしやすさ」が31.5%、「カート内商品の表示・編集機能の改善」が28.8%という回答が上位に並んだ。
その他、自由回答においては以下の内容が寄せられた。
◆劇的に今までの負担が減った
◆業務の効率化、時間短縮
◆コストが下がった
◆セキュリティ向上
◆迅速性
本調査によって、自社ECサイトのカートシステムのリプレイスが、企業の効率化やセキュリティ強化に寄与していることが確認された。EC市場の成長が続き競争が激化する中、コスト削減や柔軟なシステム対応、多様な決済手段への対応が重要視されている。売上最大化、顧客満足度の向上を求める事業者は、一度リプレイスの検討も視野に入れてはいかがだろうか。