Shopify、2025年1月6日より「Amazon Pay」は利用不可に 利用店舗は別決済の追加が急務
グローバルコマースプラットフォーム「Shopify」は2024年11月21日、サービス利用店舗(セラー)に向けて、2025年1月6日で決済サービス「Amazon Pay」の利用が終了することを通知した。
2025年1月6日以降、Amazon Payは自動的に削除
「Amazon Pay」は、Shopifyストアとの互換性がなくなるため、2025年1月6日をもって日本のShopifyストアでの利用が停止される。
当日以降、「Amazon Pay」は自動的に削除され、利用顧客は本決済方法によるチェックアウトができなくなるため、事前の準備が必要が必要となる。なお、これまでに「Amazon Pay」を利用した注文の履歴や情報は、引き続きAmazon Seller Centralにて確認可能だ。
Shopifyは今後の対応について、「Shop Pay」「Apple Pay」「Google Pay」を決済方法として追加することをセラーに検討するようアナウンスしている。
代替決済方法の導入や顧客への周知を早急に進めたい
今回の対応については、Shopifyの自社決済サービスである「Shop Pay」の利用促進を目的にしたものと捉えられる。しかし、Shopifyは今後の対応にて「Apple Pay」「Google Pay」の利用を推奨していることから、特定のサービスへの誘導を狙ったものとは言い切れないだろう。
一部のセラーは、グローバル市場において「Amazon」と「Shopify」の対立構造が背景にあるとの見方を示している。
海外市場においては「Amazon Pay」の利用率は低いことから、今回の対応による影響は限定的とみられる。しかし、日本市場においては比較的高いため、今回の決定は多くの国内事業者へ深刻なダメージを与える可能性がある。
「Amazon Pay」を利用していたShopifyセラーは、代替決済方法の導入や顧客への周知を早急に進める必要がある。2025年1月6日まで時間が限られている中、影響を最小限に抑えるためにも、迅速な対応が重要になるだろう。