ecbeing、メグリ株式会社と資本業務提携 ECサイトと店舗の連携をより強化
株式会社ecbeing(以下:ecbeing)は2024年12月12日、アプリプラットフォーム「MGRe」を提供するメグリ株式会社(以下:メグリ)と資本業務提携したことを公表した。
あらゆる顧客接点の統合を目指す
オンラインでの購入行動はコロナ禍を経て普及が進んだが、その収束とともに消費者はオフラインでの購買も再開し、両チャネルを利用している。しかし、両チャネルを利用する際にはポイントの利用の制限、顧客情報の分断により一貫したサービスが受けられない、オンラインとオフラインの情報が分断されていて情報収集が手間になるなど様々な障壁が生まれていると、ecbeingは指摘する。
ハイブリッドSaaSである「MGRe」はSaaSの安定性とカスタマイズによる拡張性を両立しており、ecbeingではメグリと資本業務提携を行うことでアプリを強化。「MGRe」で構築するアプリを通じてECサイトと店舗の連携をより強めることで、あらゆる顧客接点の統合を目指すとした。
※画像元:ecbeingがメグリ株式会社と資本業務提携(株式会社ecbeing)
チャネルを横断した顧客理解の深化を支援
ecbeingの代表取締役社長 林雅也氏は、本連携について以下のようにコメントする。
「オンラインとオフラインを統合した顧客体験をさらに向上させ、顧客ロイヤリティを高めるには、各社の強みを生かしたECとシームレスなアプリの活用が重要です。メグリ株式会社とともに、よりパーソナライズされた顧客接点の構築や、チャネルを横断した顧客理解の深化を支援するため、ソリューションの強化に取り組むとともに、各社のニーズに応じて拡張可能なアプリを提供していきます」
今回の提携によって、ユーザーがECと店舗をよりスムーズに回遊できるようになれば、事業者側もアプリを含めて各チャネルでの顧客行動に合わせたマーケティングができるようになるなど、様々な可能性が考えられる。オムニチャネルの強化につながる取り組みとして、今後の動向に注目したい。