GMOメイクショップ、仮想待合室サービス「NetFUNNEL」と連携開始

ECのミカタ編集部

アクセス集中によるサーバーダウンを防ぎ顧客満足度向上と売上機会の最大化を実現。仮想待合室サービス「NetFUNNEL」と連携を開始

GMOメイクショップ株式会社(以下、GMOメイクショップ)は2024年12月19日より、株式会社トリトンシステム(以下、トリトンシステム)と業務提携し、仮想待合室サービス「NetFUNNEL(ネットファネル)」の提供を開始した。

突発的なアクセスの増加に対応

「NetFUNNEL(以下:本サービス)」は突発的なアクセスの増加に対応し、サーバーの過負荷を防ぐトラフィックソリューション。アクセスが急増した場合、ユーザーはエラーページではなく「仮想待合室」を通じて状況を確認できるため、サイトへの信頼を維持できる。

「仮想待合室」の待機画面はカスタマイズが可能であるため、サイトのブランドイメージを守りつつ、ユーザーの待ち時間をより有意義なものにするという。また「NetFUNNEL」は年間契約だけでなく、セールやイベントに合わせたスポット契約もできるため、セール期間や繁忙期など必要な時だけの利用も可能だ。

なお、本サービスはECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」にて提供している「エンタープライズプラン」の利用者が対象。利用料金についてはMAU、Peak CCUごとにプランが異なる。

※画像元:仮想待合室サービス「NetFUNNEL」と連携を開始(GMOメイクショップ株式会社)

安定したECサイト提供を実現

「NetFUNNEL」の3つの機能は以下の通りだ。

◆トラフィックコントロール(仮想待合室)
ECサイトの安定性を維持するために、サイトへの進入許容数の最大値を設定し、その値を超えた場合に仮想待合室へ誘導。この仮想待合室をECサイト全体に設置することで、どこかで予期せぬ過剰なアクセスが発生した場合も安定したECサイト提供を実現する。

◆反復リクエスト、及び不正アクセスの防止
ユーザーからの不要な連続リクエストや悪意のある大量のリクエストを防止する。「仮想待合室」をスキップしようとする行為をすべて検知し遮断することで、ユーザーに公平な購買体験を提供。

◆多様なトラフィック分析
リアルタイムでアクセス数をモニタリングし、どのURLにアクセスが集中しているかを的確に把握できる。アクセスが集中する時間帯やページを特定し、迅速に対応策を講じることが可能。サーバーの負荷を適切に管理し、パフォーマンスの最適化を図ることで、顧客満足度を向上させる。

カゴ落ち、離脱、ブランドイメージ損失を最小限に抑える

現在、オンラインショッピングでは季節ごとの大型セールに加え、限定・コラボアイテムといった希少価値の高い商品を販売する機会が増加している。そのため、イベント時には予想以上のアクセスが発生し、サーバーダウンするリスクが高くなっているとGMOメイクショップは指摘する。

こうした課題に対応すべく、「makeshop byGMO」の「エンタープライズプラン」では仮想待合室サービス「NetFUNNEL」との連携を決定。「仮想待合室」でアクセス可能な予測時間を提供することで、カゴ落ちやサイトからの離脱、さらにブランドイメージ損失を最小限に抑えることが期待できるとしている。

ECサイトにとって、サーバーダウンによるカゴ落ちは深刻な問題であり、売上機会の損失だけでなく、顧客満足度の低下にもつながる。今回発表された内容は、安定的で円滑なEC環境を実現するための連携と言えるだろう。


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