自動車中古パーツのマーケットプレイス「モビフルパーツ」が1月15日オープン
ユニオンエタニティ株式会社(以下:ユニオンエタニティ)が株式会社ビッグウェーブ(以下:ビッグウェーブ)と協同で、自動車の中古パーツが売買できるマーケットプレイス「モビフルパーツ」を開発し、2025年1月15日に一般ユーザー向けにサイトをオープンすることを発表した。
安心して利用できるプラットフォームを運営
ユニオンエタニティの発表によれば、同社が運営を担う「モビフルパーツ(以下:同サイト)」の特徴は以下の通り。
◆安全性
自動車の盗難件数は近年減少傾向にあったが、2022年、2023年は2年連続で増加(※1)。一般ユーザーによる自動車の中古パーツの売買には、盗難された自動車の中古パーツが含まれているかもしれないといった不安が残る状況。同サイトでは、自動車解体業の許可及び古物商許可証の提出を必須としている。また、売買の承認後には反社チェックを実施。これらを徹底することで盗品の出品等を防ぎ、一般ユーザーが安心して利用できるプラットフォームを運営する。
◆検索機能
同サイトは実際の解体業の方々の声を基に作られ、手間を取らない検索機能を強みのひとつとして挙げる。型式で検索できることはもちろん、兄弟車種から求めている中古パーツの検索が可能。解体業や整備業の従事者が仕事で利用しやすいだけでなく、自動車に詳しい一般ユーザーも細かい検索が行える。
中古パーツ市場の早期活性化を目指す
「モビフルパーツ」の運営を担うユニオンエタニティは、総合自動車サービスサイト「モビフル」の運営元でもある。一方、ビッグウェーブは自動車補修用リサイクルパーツの全国ネットワークを保持しており、自動車の中古パーツをシステムで管理している。
ユニオンエタニティでは同サイト開発の背景として、自動車中古パーツの売買には専門業者しか利用できないプラットフォームがあり、一般ユーザーはフリマアプリの利用も多いことをあげており、合わせてフリマアプリでは一般ユーザーからの出品が多く販売されている中古パーツの種類が乏しいといったデメリットも指摘。同社では「クルマのライフサイクルをDX化することで一般ユーザーの問題を解決するユニオンエタニティと、豊富な中古パーツの在庫データを提供できるビッグウェーブが協同でを開発することで、一般ユーザーの問題を解決しながら中古パーツ市場の早期活性化が目指せる」としている。
一般ユーザーも活用できる自動車中古パーツの新しいマーケットプレイスとして、業界全体にどのような影響をもたらすのか、一般公開後の展開を見ていきたい。
※1 参考:自動車盗難等の発生状況等について(警察庁)