不正注文検知サービス「O-PLUX」がWooCommerceとの連携プラグインを提供開始

ECのミカタ編集部

 会社概要 プレスリリース ストーリー フォロー 「O-PLUX」が世界上位100万のECサイトのうち30%※が採用するECプラットフォーム「WooCommerce」と不正検知分野の日本企業として初の開発不要で連携可能に

かっこ株式会社(以下、Cacco)は2025年1月14日、同社の提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」が、Automattic Inc.が展開するECプラットフォーム「WooCommerce(ウーコマース)」との連携プラグイン提供を開始したことを公表した。これにより「WooCommerce」を利用する事業者は、プラグインをダウンロードするだけで、クレジットカード不正利用や悪質転売などの不正注文対策として「O-PLUX」の導入が可能になる。

「WooCommerce」利用事業者は、より手軽に「O-PLUX」導入可能に

「WooCommerce」は、WordPressを利用してECサイトを立ち上げるためのオープンソース型のECパッケージプラグイン。WordPressを保有していれば無料でオンラインストアを構築でき、豊富な拡張機能(プラグイン)を備えているため、さまざまな規模のオンラインストアで利用されている。

一方、Caccoが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスだ。

Caccoの発表によれば、EC事業者によっては不正被害の規模と対策コストの観点から対策に乗り出すことが難しい状況があったが、今回の連携プラグインの提供によって、「WooCommerce」利用事業者はより手軽に不正注文対策として「O-PLUX」の導入が可能になるとしている。

東南アジアでのさらなる市場拡大を目指す

近年、世界中でオンラインショッピングの普及が進む一方で、不正注文の増加が深刻な課題となっている。こうした状況を受け、Caccoは東南アジアを皮切りに海外EC事業者がよりボーダーレスに不正対策を導入できるよう、「WooCommerce」と連携するプラグインの開発にいたったという。

なお、本プラグインは以前からCaccoと協業関係にあるMulai社(※)が開発を担っており、同社は「WooCommerce」での豊富なシステム開発実績を有している。

Caccoは本プラグインを活用することで、東南アジアでのさらなる市場拡大を目指すとも。不正対策強化につながる取り組みとして今後の展開も追っていきたい。

※関連記事:Cacco、シンガポールのMulai社と協業を開始 東南アジアでの不正対策支援サービスの提供を強化


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