Temuが日本の販売事業者を招致するプログラムを開始
ECプラットフォームのTemuが、日本国内の販売事業者を自社のオンラインマーケットプレイスに招致する招待制プログラム(以下:本プログラム)を開始したことを発表した。
日本国内登記、国内在庫の事業者が対象
Temu(テム)は、消費者と世界の販売事業者、メーカー、ブランドをつなぐオンラインマーケットプレイス。Temuによれば、今回スタートした本プログラムは、「消費者により多くの日本の商品を提供するとともに、日本の事業者の新たな顧客層開拓の一助となること」を目的としたもの。
現在は、日本国内で登記され、在庫を国内に持つ事業者を対象とした招待制。これにより、国内倉庫からの迅速な配送を実現し、大型商品を含む幅広い商品の販売が実現するという。
世界の顧客に直接アクセスできる機会を提供
Temuは2022年9月の米国でのサービス開始以降、急速に人気を獲得し、現在では北米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、オセアニアを含む世界80以上の市場で利用されている。日本では2023年7月にサービスを開始し、効率化されたサプライチェーンによって実現した豊富な商品と価格の手頃さから、ユーザーを広げている。
Temuの広報担当者は本プログラムについて「Temuは販売事業者に対して何百万人の新規顧客に直接アクセスできる機会を提供します。消費者にとっては、国内の販売事業者が加わることで、お気に入りの日本の商品をTemuで気軽に購入できるようになります」と述べている。
SimilarWebによると、Temuは2024年8月、全世界で6億8440万回のアクセスを記録し、世界で2番目に訪問者数の多いECサイトとなったという。今回のスタートしたプログラムが、日本の国内事業者にとって新たなビジネスチャンスをつかむサービスとなるか、今後の展開を注視したい。