鈴与、川越物流センターにて次世代物流システムの本格稼働を開始
鈴与株式会社(以下:鈴与)が、川越物流センターにおいてAGV(自動搬送機)を活用した次世代型物流システム「T-Carry system」の本格稼働を開始したことを発表した。
効率的な仕分けを実現する「T-Carry system」
「T-Carry system(以下:本システム)」では、入荷商品をバーコードで読み取り、小型AGV80台が出荷先の間口まで商品を自動搬送。多方面への仕分けに対応するとともに、作業者が商品を取りに行く時間や歩行距離を大幅に削減し、生産性向上に寄与する。
繁忙期の物量増加には、小型AGVの稼働台数を増やすことで柔軟に対応できる。
さらに、「Nexa Warehouse-Optimizer」によるデータ分析によって、ネック工程、作業者の動線、入荷時間などを分析。小型AGVの搬送と連動し、間口での渋滞を回避するなど、効率的な仕分けを実現する。
以下画像のように、小型AGVの稼働状況、間口の混雑状況などをデータ化・分析し、画面でのチェックが可能となる。
※画像元:川越物流センターにてAGV を活用した次世代物流システム「T-Carry system」 本格稼働開始(鈴与株式会社)
ビジネスの維持・拡大に貢献
物流センター業務を最適化するデータ分析サービスを導入することで、作業エリア別に負荷状況を可視化し、現場状況に応じ作業員を適正配置することで効率的なオペレーションが期待される。
鈴与は機械化、省人化を推進し「持続可能な物流」を目指した取り組みを進めている。
本システム導入によって、多方面仕分けによる生産性向上、作業者負担の軽減などを実現した。今後も最適な物流サービスを提供することで、物流現場が抱えるさまざまな課題に対応し、顧客のビジネスの維持・拡大に貢献していくだろう。