BtoB商材、4割以上が「メルマガ」きっかけで購入などの経験あり ラクス調査
株式会社ラクス(以下:ラクス)が提供するメールマーケティングサービス「配配メール」は2025年2月17日、「メルマガに関する調査レポート 2025」を公開。公表された調査結果から、本記事ではBtoB商材のメルマガに関する内容を中心に紹介する。
調査概要
◆調査方法:インターネットリサーチ
◆調査地域:全国
◆調査対象:20~69歳の男女
◆有効回答数:500件
◆調査期間:2024年12月
◆出典:メルマガに関する調査レポート(株式会社ラクス)
BtoB商材の購入などのきっかけはSNSよりメルマガが多いという結果
BtoB商材のメルマガに関して「メルマガをきっかけに商品/サービス購入や、資料請求、商談をしたことがありますか?」と質問したところ、43.4%の人が「したことがある」と回答。本結果についてラクスでは、メルマガは情報提供だけではなく、売上向上も期待できるツールであると分析する。
続いて、SNSについても同様の質問をしたところ、SNSきっかけでBtoB商材の購入・資料請求・商談などを「したことがある」と回答した人は33.5%と、メルマガのほうが10ポイントほど高いことが明らかとなった。
どんな情報がユーザーのアクションにつながるのか
BtoB商材のメルマガに関して、メルマガで紹介された商品/サービスの購入や資料請求などをしたきっかけを質問したところ、最も多い回答は「新しい商品/サービスが紹介されていて気になったから」で63.3%。以降は「キャンペーンやセールで通常の価格よりも安かったから」が61.5%、「検討中の商品/サービスが紹介されていたから」が49.5%と続いた。
新しい情報やお得な情報が、購入や資料請求といったユーザーのアクションにつながっていることがわかる。
また、メルマガを開封するかかどうかについては、「件名で読むか読まないか判断する」と回答した人が40.0%と最も多かった。続いて「気づいたものは読むようにする」が33.6%を占めており、ラクスでは「件名や差出人名の工夫も重要ですが、気づいたものは読むようにしている人の目に留まるよう、配信頻度を増やすことも大切」と考察している。
出社・退社時のメールチェックが多い
プライベート用アドレス、会社用アドレスに分けて、メールをチェックする時間帯を調査したところ、会社用アドレスに届いたメールをチェックする時間帯で最も多いのは「平日の9~10時台」で34.4%、次いで「平日の17~18時台」が29.2%となった。
「平日の9~10時台」は前年比で+7.4ポイント、「平日の17~18時台」は前年比で+4ポイントと、いずれも伸び幅が大きくなっている。ラクスはこの状況について、「リモートワークの縮小の影響で出社・退社時に連絡を確認する習慣が戻ってきている可能性も考えられる」と分析している。BtoB商材を取り扱う事業者はメルマガ訴求の参考にしてみてはいかがだろうか。