多機能ロッカー「マルチエキューブ」、ヤマト運輸の荷物の発送が可能に

株式会社JR東日本スマートロジスティクス（以下、JR東日本スマートロジスティクス）とPackcity Japan株式会社（以下、Packcity Japan）は2025年2月28日、多機能ロッカー「マルチエキューブ」にてヤマト運輸株式会社（以下、ヤマト運輸）の荷物発送サービスを開始した。

ヤマト運輸の発送機能を導入

今回、多機能ロッカー「マルチエキューブ」にオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」の発送機能を導入することによって、ヤマト運輸の荷物が駅で受け取れるだけでなく、非対面かつ伝票レスで発送できるようになった。

サービス概要は以下の通り。

◆開始日時：2025年3月3日
◆発送可能時間：各駅の始発～終電（一部ロッカーは24時間発送可)
◆対象ロッカー：多機能ロッカー「マルチエキューブ」
◆対象の荷物：「宅急便」「宅急便コンパクト」「ネコポス」

サービス利用イメージ

本サービスの利用イメージは以下の通り。

◆利用可能な発送サービスのWEBサイトから発送に必要な情報を入力し、QRコード（または受付番号）を作成。

◆多機能ロッカー「マルチエキューブ」にて、「WEB予約済みの方はこちら　宅配／商品 受取・発送」ボタンを選択。

◆操作画面に指示に従って操作を進め、QRコードをスキャン（または受付番号を手入力）。

◆多機能ロッカー「マルチエキューブ」に荷物を入れて画面の確認ボタンをタッチすると、発送手続きが完了する。

※画像元：多機能ロッカー「マルチエキューブ」に「PUDOステーション」の発送機能を導入し3月3日（月）からヤマト運輸の荷物の発送が可能に（株式会社JR東日本スマートロジスティクス）

2026年度内に約1000台を展開予定

マルチエキューブでは「予約」「預入」「受取」「発送」の4つの機能を一台で利用可能。目的に応じてロッカーを使い分ける必要がなくなり、顧客の身近な駅のマルチエキューブ一台でシームレスな利用が実現する。

2025年2月28日時点、東京駅や新宿駅などに計460台を設置しており、2026年度内に首都圏駅構内を中心に、約1000台を展開予定としている。

JR東日本スマートロジスティクスは今後も、「お客さまにご利用いただける受け取り・発送箇所の拡大を通じ、駅の物流拠点化を推進するとともに配送サービスの利便性向上に貢献します」と述べる。

なお、同社は昨年9月に同サービスにて佐川急便との連携を実施している。さらに利便性が向上したマルチエキューブの動向に注目したい。

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