LINEヤフーの「サストモ」とECOMMITの資源循環サービス、本格提供開始でエリア拡大

ECのミカタ編集部

サストモ、ECOMMITと提携し、資源循環サービス「宅配PASSTO」の提供エリアを拡大

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)が運営する「サストモ」は2025年3月3日、循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築する株式会社ECOMMIT(以下、ECOMMIT)と提携し、資源循環サービス「宅配PASSTO(パスト)」の本格提供を開始した。

自宅から簡単に送料無料で不要品を発送

「サストモ」はサステナビリティーに関するニュースやアイデアを届けるプロジェクト。今回本格提供がスタートした「宅配PASSTO(以下、本サービス)」は、「サストモ」LINE公式アカウントを友だち追加しているユーザーが、自宅にある不要品を無料で発送し、それらをECOMMITが提供する資源循環サービス「PASSTO」のスキームでリユース・リサイクルできるサービスだ。

サービス概要は以下の通り。

◆実施期間
2025年3月3日〜(終了時期未定)

◆実施内容
ECOMMITが提供する「PASSTO」のスキームを活用し、宅配にて家庭の不要品を回収。回収の必須アイテムを入れることで、ユーザーは自宅から簡単に送料無料で不要品を発送できる。

回収した不要品は、ECOMMITにより国内外でリユース品として再流通されるほか、リユースが難しいものに関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化される。

◆対象エリア
北海道、沖縄離島を除く国内全域

◆回収できるもの
必須アイテム:アクセサリー/小型家電/おもちゃ/ホビー用品/調理器具など
同梱アイテム:衣類/タオル/ファッション雑貨/生活雑貨/アウトドア/スポーツ用品/食器類など

循環型社会の実現に貢献

「サストモ」とECOMMITは、2024年9月12日から10月31日の間、関東・中部・関西エリア限定で「宅配PASSTO」を提供し、約44tの不要品を回収した。

それらの不要品は選別を経てリユースを行い、リユースが難しいものはリサイクルとして循環。これによって、ユーザーが気軽にリユース・リサイクルに取り組める仕組みがあれば、資源を有効的に回収・再流通させ、循環型社会の実現に貢献できることがわかったという。

この結果を踏まえ、「サストモ」とECOMMITは、より多くのユーザーがリユース・リサイクルに参加し、資源循環を推進できる環境を提供していきたいと考え、本サービスの提供エリアと期間を拡大し、本格提供を開始するに至った。

なお、本取り組みは、ECOMMITが掲げる資源循環の取り組みを推進するための新コンセプト「REUSE SHIFT」の “チャレンジャー”として「サストモ」が参画している取り組みの一環として実施される。企業の枠を越えるリユースの事例として、今後の展開に注目したい。

※参考:「PASSTO」公式サイト


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