2025年度、子育て世帯が買い物で意識したいことの1位は? auコマース&ライフ調査

ECのミカタ編集部

au PAY マーケット、2025 年度の子育て世帯買い物意向調査を実施 買い物で意識したいことは「ポイ活」!

auコマース&ライフ株式会社は2025年3月17日、10歳以下の子供のいる30代~50代の男女を対象に実施した「2025年度の消費意向」と「子育て世帯の買い物意識」に関する調査結果を公表した。

調査概要

◆調査方法:WEBアンケート方式
◆調査対象:10歳以下の子どもを持つ30代〜50代の男女
◆有効回答数:600名
◆調査実施日:2025年2月10日〜2月14日
◆出典元:auコマース&ライフ株式会社

買い物する際に意識したいのは、「ポイ活」がトップ

まず「2025年度は昨年度と比べて消費額をどのようにしようと考えているか」を聞いたところ、昨年と比べて消費額を「減らしたい」と答えた人が、「増やしたい」と回答した人の約2倍に。物価高などの影響からか、全体として消費に対する消極化がうかがえる結果となった。

また、2024年1月〜12月の間に通販で買い物をした額の回答者全体の平均は11万6101円。女性の平均は9万6083円、男性の平均は13万6119円だった。

2025年度に買い物をする際に意識したいことを尋ねる項目では、「ポイントをためる/活用する(ポイ活)」が65.2%で1位に。2位は「節約/コストパフォーマンス(55.5%)」で、この2つが3位以下を大きく引き離した。この結果についてauコマース&ライフでは「消費者の間でお得に買い物をする意識が一層高まっていることがうかがえる」と考察している。

一方、「2025年度に特に活用したいセールやキャンペーン」として最も回答が多かったのが「ブラックフライデー」。次いで「ECモール各社の独自セール」「決算セール」「サマーセール」「初売りセール」が続いた。

買い物をする上での「ポイ活」や「節約/コスパ」の重要度が高まっていることを考え合わせても、ECモールに期待が寄せられていることが見受けられる。

8割以上が子ども関連商品を通販で購入

本調査では、子育て世代の8割以上が、子ども関連の商品を通販で購入していることも判明。通販を利用する理由としては「ポイントをためたり活用できるから」「実店舗よりも価格が安価だから」「時短で買い物ができるから」が上位に。同社では「育児中の保護者にとって、効率的に買い物ができることは大きなメリットとなっており、今後も利便性の高いオンラインショッピングの需要は拡大していくと考えられる」と予測している。

「育児用品を購入する際、どこで情報収集しますか」に対する回答では、「通販サイト内での情報」が32.2%と最多に。次いで「口コミサイトやレビュー(26.8%)」「WEBメディア(21.2%)」となった。

解凍からは、ユーザーが購入ページに近く、短時間で効率よく得られる情報を重要視していることがうかがえ、同社では、「企業側も商品ページの情報を充実させるとともに、実際の使用者によるレビューを積極的に取り入れることで、購買促進につなげることが求められるだろう」としている。

厚生労働省の調査(※1)によると、子育て世帯数は1980年から2022年の約40年間で、共働き世帯が倍増していることが判明している。

共働き世帯では、仕事と育児を両立する中で、限られた時間の中で効率的に買い物をすることが求められる。しかし、日々の忙しさの中で「買い物の時間を確保しづらい」「必要なものをすぐに手に入れたい」「家計管理をしながら無駄なく購入したい」といった課題を抱えている世帯も多いはずだ。EC事業者としては、本調査内容も参考に、子育て世帯に向けた今後の施策を検討してはいかがだろうか。

※1:共働き等世帯数の年次推移(厚生労働省)


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