Yahoo!ショッピングが「安全・安心への取り組みレポート」2024年下半期版を公開

ECのミカタ編集部

Yahoo!ショッピング、「安全・安心への取り組みレポート」を公開

LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」は2025年3月21日、安全・安心への取り組みと実績をまとめた「安全・安心への取り組みレポート」の2024年下半期版の(以下、本レポート)を公開した。同レポートの公開は2024年9月の同年上半期版に続く2度目となる。

特に無在庫転売に対する監視を強化

2024年下半期(7月~12月)、「Yahoo!ショッピング」は出店時の審査を厳格化するだけでなく、出店後の途上審査も強化。特に無在庫転売に対する監視に注力し、10月以降は出店ストア向けに無在庫転売に関する意見受付フォームの設置、無在庫販売の疑いのある法人出店者への在庫証明依頼などを実施している。

その結果、ガイドライン違反による休店ストア数は309ストア、退店ストア数は461ストアとなったという。

※画像元:「安全・安心への取り組みレポート」を公開(LINEヤフー株式会社)

化粧品、PCソフトウェアを「販売の際に審査が必要な商材」に指定

また、不適切な商品への対策を強化するため、2024年下半期からは新たに審査対象商材を追加。偽造品が多く見られる化粧品は9月から、PCソフトウェアは11月から、それぞれ販売の際に審査が必要な商材として指定している。

その結果、商材審査合格率は、化粧品が25.6%、PCソフトウェアが41.0%となった。さらに、昨今模倣品が増えている浄水器カートリッジについても、10月からパトロールを含めた監視を強化している。

確実で安心な「優良配送」を提供する

LINEヤフーは今後の取り組みとして、「すでに実施している『やらせレビュー対策』について、システムによる自動化をはかり、日次で判定したうえで、疑われるレビューを削除していきます」としている。

また、配送関連では、「安⼼かつスピーディー」をコンセプトに、注⽂の当⽇から翌々⽇までに届く「優良配送」を拡⼤。厳正な基準で判定をするための「お届け日の遵守」「配送ステータスの連携」などの不正利用対策を強化し、確実で安心な「優良配送」を提供していくとした。

※画像元:「安全・安心への取り組みレポート」を公開(LINEヤフー株式会社)

本レポートでは、他にも不正決済対策の成果や、取引トラブルゼロに向けた取り組みについても紹介されている。今後も定期的に公開される予定であり、編集部としてもその内容に引き続き注目していきたい。

◎関連記事:Yahoo!ショッピング、2027年までにストアとユーザーの取引トラブル“ゼロ”を目指す 「安全・安心への取り組み」に関する説明会レポート


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