佐川急便など4者による「ドローン配送プロジェクト」が最後の公開実証を実施
佐川急便株式会社(以下、佐川急便)、イームズロボティクス株式会社(以下、イームズロボティクス)、一般財団法人(以下、日本気象協会)、株式会社サンドラッグ(以下、サンドラッグ)が共同で進めてきた「ドローン配送プロジェクト」は2025年4月7日、本プロジェクト最後の公開実証を東京都青梅市にて実施したことを公表した。
異なる2ルートを1人の運航指示者が2機同時に飛行
今回は空域の異なる2ルートを、1人の運航指示者が2機同時に飛行させる形で設定。本内容は、本プロジェクトにおいては初の試みとなった。
4回目となる実証実験の概要は以下の通り。
※画像元:ドローン物流実装に向けたプロジェクトの最終公開実証(佐川急便株式会社)
新たな配送網の構築にも引き続き取り組む
佐川急便、イームズロボティクス、日本気象協会、サンドラッグは2022年7月28日に東京都が実施する「ドローン物流サービス社会実装促進事業」における支援対象プロジェクトの選定を受け、4者で協議を重ねドローン配送プロジェクトを共同で進めてきた。
各社は今後も行政、自治体、関係企業との連携を深め、平時・有事を問わず地域に根差した新たな配送網の構築にも引き続き取り組むとした。
引き続き、ドローン物流実装へ向けた取り組みを追っていきたい。
※1:デジタル技術を活用(機上のカメラによる歩行者等の有無の確認)することにより、これまで必要とされていた補助者や看板の配置による立入管理措置を撤廃するとともに、ドローンの操縦ライセンスの保有及び保険への加入により道路や鉄道等の横断を伴う飛行を容易とするもの。