ニュウジア、「AIアパレル試着」においてAIモデルが“動き出す”機能をリリース

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ECのミカタ編集部

業界初・AI試着が

株式会社ニュウジア(以下、ニュウジア)は2025年5月1日、「AIアパレル試着」ソリューションにおいて、「AIアパレル試着動画生成機能」を正式リリースした。

「AIアパレル試着 動画生成」が5月1日に提供開始

ニュウジアはこれまで、商品写真1枚からAIがモデル着用画像を自動生成し、EC・アパレル企業の販促効率を向上させてきた。

今回のアップデートによって、静止画だけではなく、AIモデルが"動き出す"という画期的な転換を実現。従来の静止画では捉えきれなかった「服と人の関係性」を、動画によって劇的に変化させた。

◆ サービス概要
▷提供開始:2025年5月1日
▷費用:要問い合せ
▷導入までの期間:最短1時間

本ソリューションは、世界各国のファッションショー、広告撮影、モデルの動作パターンから、数十億点の動画データと美的表現を徹底学習したAIエンジンを独自開発。モデルの自然な動き、表情の変化、照明効果、背景演出まで、ブランドの世界観に合わせて緻密に再現するという。

動画ならではの効果

同社は本サービスのメリットについて、以下をあげている。

◆服の"揺れ"と"動き"による立体的な素材感表現
◆360度全方向からの商品把握
◆重力と身体の関係性で示される着心地
◆季節感や使用シーンの具体的イメージ化


先行導入企業による実証データでは、「商品ページ滞在時間が平均2.8倍に増加」「商品詳細確認率が42%向上」「カート投入率が静止画比で最大65%上昇」「購入後の満足度・イメージ一致度が31%改善」と高い効果を発揮したという。

さらに、Instagram Reels、TikTok、YouTube Shortsなど短尺動画プラットフォームでの表示回数とエンゲージメントが静止画広告比で平均2.3倍向上するなど、同社では各シーンにおいて「静止したモデル画像」と「動くモデル映像」では、顧客の反応や行動意図に明確な差が生じるとしている。

アパレル産業のDX推進を後押し

同社はECサイトやSNSを通したアパレル販売について、「トルソーやハンガーに吊るした写真では、商品の魅力が伝わらない」と指摘。これまで提供してきた「AIアパレル試着(静止画)」は、この課題に対する有効な解決策ではあるものの、「静止画」と「動画」の購買意欲喚起力には決定的な差があるとしている。

今回リリースした「AIアパレル試着動画生成機能」は、すでに海外のアパレル企業300社以上に導入され、「撮影レスマーケティング」として評価されているとのこと。今後はD2Cブランド、越境EC、百貨店ブランドなど幅広い業態での導入を加速し、日本のアパレル産業のDX推進を強力に後押しする方針だ。

※画像参照:株式会社ニュウジア