ZETAとインティメート・マージャーが業務提携 リテールメディア活用のマーケティングを強化

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ECのミカタ編集部

ZETAと株式会社インティメート・マージャー、デジタルマーケティング事業の構築およびリテールメディアの領域で業務提携

ZETA株式会社は2025年5月21日、株式会社インティメート・マージャーと、リテールメディアを活用したデジタルマーケティング事業において業務提携したことを公表した。

リテールメディア広告において国内トップを目指す

ZETAは、CX改善ソリューション「ZETA CXシリーズ」を展開。リスティング方式のリテールメディア広告と親和性の高いEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」をはじめ、リテールメディアを活用していく上で重要なファーストパーティデータを扱う製品を取り揃えている。

一方、インティメート・マージャーは、約10億のオーディエンスデータ(※1)と高度な分析技術を掛け合わせたデータ活用プラットフォーム「IM-DMP」の提供・構築支援、データ活用に関するコンサルティングサービスを提供しているデータマーケティングカンパニー。

ZETAは、両社が持つ技術力とデータを掛け合わせることで、「リテールメディア広告において国内トップの地位を目指す」としている。

積極的にパートナーシップの展開を進める

ZETAでは、近年の消費者の購買行動の多様化と複雑化、さらに個人情報保護規制の強化やサードパーティCookieの規制動向により、従来の手法に頼らない新たなデジタルマーケティングの構築が急務であると指摘。

中でも、「購買データなどの行動履歴、いわゆるファーストパーティデータを活用できる『リテールメディア』は、今後のネット広告の一大分野になると期待されていることなど、デジタルマーケティング領域の主要なフィールドになる」と捉え、積極的にパートナーシップの展開を進めて行く予定とした。

こうした背景と戦略のもと、同社とインティメート・マージャーは業務提携を実施。両社の持つノウハウ、データ、テクノロジーやソリューションを連携させることで、リテールメディアにおける高度なデータ活用や広告配信を実現し、ブランド企業とリテール企業双方のデジタルマーケティングにおけるROIの最大化を支援する方針だ。

なお、業務提携によって実現する具体的なサービス内容は、順次発表予定とのこと。今後の両社の取り組みに期待したい。

※1:⼀定期間内に計測された重複のないブラウザの数を⽰す。多くの場合、ブラウザの識別にはCookieが利⽤され、⼀定期間内に計測された重複のないCookieの数のことを指す