日本郵便、ご当地写真付きレターパックライトを試行販売 北海道東川町で初めて実施

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ECのミカタ編集部

オリジナル(ご当地)レターパックライトの試行販売について

日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は2025年6月2日より、オリジナルデザイン(ご当地の写真)付きのレターパックライトを全国で初めて、北海道東川町内の3つの郵便局と旭川駅内郵便局および旭川東郵便局で試行販売する。

付加価値的なサービス提供が可能に

レターパックは、A4サイズ・4kgまで、全国一律料金で配送するサービス。今回、封筒の表面および裏面のスペースに、写真や広告などを掲載することで、これまで以上の付加価値的なサービス提供が可能となる。

◆試行販売の概要
▷広告主名:東川町役場
▷販売開始日:2025年6月2日午前9時から
▷販売局:東川郵便局、東川八号郵便局、東川北郵便局、旭川駅内郵便局、旭川東郵便局
▷販売枚数:1000枚
▷売価:430円

▼表面デザイン

※画像元:オリジナル(ご当地)レターパックライトの試行販売について(日本郵便株式会社)

東川町の魅力発信の一翼を担う

日本郵便では、全国の多くの郵便局社員から要望があった写真や広告を掲載したレターパックの実用性を検討する中で、2024年10月から、地域の連携協定や覚書に基づいて三者協働で活動している「東川町リビングラボ(※1)」との間で、調整を進めてきた。

東川町では、1985年の「写真の町宣言」以降、文化を通じたまちづくりが実践されており、「東川町国際写真フェスティバル」や「写真甲子園(全国高等学校写真選手権大会)」などのイベントを通じて、まちづくりを町民一体となって行う風土が育まれているという。

こうした状況を受けて、日本郵便は「多くのお客さまにご利用いただいているレターパックに東川町を象徴する写真デザインを施すことで、町民一人ひとりが東川町の魅力発信の一翼を担うことができるとともに、郵便局にあっても、微力ながら地域社会が抱える課題解決に貢献できる取り組みにつながるものとの思いから実現に至りました」と説明している。

日本郵便では「今回の試行販売を踏まえて全国での取り扱いを検討する」としており、レターパックの可能性を広げる取り組みとして次なる展開にも注目したい。

※1:日本郵便、東川町、慶應義塾大学SFC研究所

▼裏面デザイン

写真は東川町在住の写真家、井上浩輝氏による。上空写真は東川町のキトウシ森林公園からドローンで空撮されたもの