父の日ギフトの予算は「2000~3000円未満」が最多で物価高の影響は限定的 父の日.jp調べ
グルーヴ株式会社が運営する、父の日に特化した情報メディアサイト「父の日.jp」が、全国の10~70代665名を対象に「父の日ギフトにかけられる予算はいくら?」とアンケートした調査データを公開した。
調査概要
◆調査エリア:全国
◆調査主体:父の日.jp
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:10代~70代の男女665名
◆調査期間:2025年2月26日~3月19日
◆出典:父の日ギフトにかけられる予算はいくらですか?(Groov株式会社)
父の日ギフトの予算は3000円前後がトップ
父の日ギフトの平均的な予算は3000円前後に集中しており、「形式よりも気持ちを伝えたい」という意識がうかがえる。また、「お金をかけない」と回答した人も2番目に多く、必ずしも“モノ”を贈ることにこだわらない新たなスタイルが浸透しつつあるようだ。
「父の日.jp」はこれについて、「言葉や感謝のメッセージ、食卓を囲むひとときなど、より多様な方法で父の日を祝う傾向が広がっていることを示している」と分析する。
一方、「5000円以上」の予算帯は減少傾向にあり、「金額は問わない」(7.7%)や「1万~3万円未満」(2.4%)は少数派。高価すぎず、気軽に感謝を伝えることができる“等身大”のギフトが今の時代に合ったスタイルとなっていると言えそうだ。
“無理のない価格帯”が主流に
定点調査による年度別の推移を確認すると、父の日ギフトの予算は年々多様化しつつも、無理のない価格帯が主流になっていることがわかる。
2025年は近年の物価高の影響をあまり受けておらず、例年通りの結果。「2000~3000円未満」が17.3%で最多、「3000~5000円未満」も約3割を占め、手頃な範囲で気持ちを伝えたいという傾向がうかがる。
全体として「父の日ギフトは“高額でなくても、気持ちが伝わること”が重視されるイベントへと成熟しつつあり、今後は3000円前後で贈れる、実用性と気遣いが感じられるギフト提案がますます求められそうだ」と「父の日.jp」では考察している。
父の日ギフトの内容は多岐にわたる
同じく「父の日.jp」は、「5月版・父の日検索キーワードランキング2025 商品&実用語TOP15」を公表(※1)。その結果は以下の通りとなっている。
◆1位「父の日 ビール」(「ビールギフト」「ビールセット」を含む)
◆2位「父の日 メッセージ」(「メッセージ 一言」も含む)
◆3位「父の日 60代」
◆4位「父の日 70代」
◆5位「父の日 メッセージカード」(「メッセージカード手作り」も含む)
◆6位「父の日 うなぎ」
◆7位「父の日 80代」
◆8位「父の日 実用的」
◆9位「父の日 おすすめ」
◆10位「父の日 花」
◆11位「父の日 おつまみセット」
◆12位「父の日 枕」
◆13位「父の日 健康」
◆14位「父の日 ランキング」
◆15位「父の日 50代」
多様な選択肢がランキングに登場したことからも、父の日は、母の日に贈るカーネーションのような定番がなく、感謝の気持ちを託すギフトも人それぞれであることがうかがえる(「父の日.jp」によれば、「何を贈ればいいかわからない」という声も多い)。
今年の父の日ギフトについては、物価高騰の影響が限定的であり、多くの人が「例年並み」の予算を維持することが明らかになっている。6月15日に迫った父の日需要に対応するためにも、本調査内容を参考にしてほしい。
※1:調査エリア 全国、調査主体 父の日.jp、調査方法 Google Analytics アクセス数、調査対象 有効アクセス数4万9366件、調査期間 2025年5月1日~5月29日