TikTok Shop、広告ソリューション「GMV Max」を7月から展開
TikTok for Businessは2025年6月30日、TikTokアプリ内のEC機能「TikTok Shop」におけるGMV(流通総額)の拡大を実現する広告ソリューション「GMV Max」を日本で展開することを発表。同広告ソリューションは、2025年7月中の展開が予定されている。
商品が発見される機会をさらに拡大する
「GMV Max」は、TikTok Shopのカート付きショート動画、ショーケース、ショップタブなどのショート動画コンテンツに対応する「Product GMV Max」と、LIVE配信に対応する「LIVE GMV Max」で構成される。
TikTok for Businessによると、本サービスの特徴は以下の通り。
◆シンプルな広告作成
▷既存の動画クリエイティブやLIVE配信コンテンツを自動で取り込み、最短ステップで広告設定が完了。
◆広告運用の自動化
▷システムが自動で広告の出稿・停止・予算調整を実行し、最も効果的なクリエイティブを選定。
◆全トラフィックの最適化
▷「おすすめ」フィードに表示されるオーガニックトラフィックやアフィリエイトトラフィックのシグナルを統合し、広告全体のパフォーマンスを最適化。
◆柔軟なROI(投資対効果)目標設定
▷商品単位およびLIVE配信ルーム単位でROI目標の設定が可能。目標未達時には配信量を自動で調整し、利益確保を図る。
収益性の向上をサポート
「Product GMV Max」は、TikTok Shop上のカート付きショート動画、ショーケース、ショップタブなどのショート動画コンテンツに配信される広告を最適化するもの。
TikTokに投稿された商品アンカー付き動画や商品カードのパフォーマンスデータをもとに、システムが自動で全ての視聴導線を学習・分析。ROI目標に基づき、広告の配信・停止、予算の調整、クリエイティブの選定を行い、ショップ全体のGMVの増加を促進する。
また、LIVE配信に対応した「LIVE GMV Max」では、LIVE配信ルームへの視聴導線の設計から、コメント・視聴・コンバージョンといった行動データの分析までを一気通貫で行い、LIVE配信の価値を最適化する広告配信を実現させる。
TikTok for Businessでは、「『GMV Max』は、TikTok Shopにおける運用負荷を抑え、全てのトラフィックやコンテンツを最大限に活用しながら、収益性の向上をサポートする」としている。
いよいよ日本国内でもサービスが始まったTikTok Shop。広告運用の側面も含めて、その展開を引き続き追っていきたい。
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