日本郵便、法人向けのクラウド型送り状発行サービスを提供開始

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ECのミカタ編集部

法人向けのクラウド型送り状発行サービス「ゆうプリクラウド」の提供開始

日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は2025年7月22日より、法人顧客向けクラウド型の送り状発行サービス「ゆうプリクラウド」の提供を開始した。スピーディーな申込手続やシンプルな操作性などが特徴だ。

送り状をWEB上で作成

「ゆうプリクラウド」では「ゆうパック」および「ゆうパケット」の送り状をWEB上で作成できる。スピーディーな申込手続とシンプルな操作性に加え、差出・受取サポート機能を備えている。

「ゆうプリクラウド」の特徴は下記の通り。

◆スピーディーな申込手続
料金後納の顧客番号で「JP Business ToolBox」にログイン後、WEB上で申し込み可能。従来の送り状印字ソフト(ゆうプリR)では、郵便局に申込書を提出する必要があったが、本サービスはWEB上で申し込みが可能に。申し込み後、24時間以内に利用できる。

◆シンプルな操作性
送り状管理機能/フィルタ機能/マスタデータ機能で構成されており、簡単な操作で送り状データの登録・発行が完了する。送り状データは500件までCSVファイルから一括登録できる。

◆差出・受取サポート機能
「指定場所ダイレクト(置き配)」「eお届け通知(配達予告通知)」「送達日数の計算機能」など、差出・受取をサポートする機能を備える。

「ゆうプリクラウド」の登録から利用までの流れ

本サービスの登録から利用までの流れは以下の通り。

◆「JP Business ToolBox」に料金後納のお客さま番号によりログインし、ツール一覧画面から「送り状発行サービス(ゆうプリクラウド)」を選択し、「新規利用開始のお申し込み」の申込フォームに必要事項を入力する。

◆申込完了後には、システムから申込受付完了メールが送信される。申込完了後、24時間以内に登録作業が完了するため、時間を置いて改めてログインする。

※画像元:法人向けのクラウド型送り状発行サービス「ゆうプリクラウド」の提供開始(日本郵便株式会社)

モンスターラボジャパンが開発を支援

「ゆうプリクラウド」は株式会社モンスターラボジャパンが開発を支援した。

同社はこれまでに「e発送サービス 宛先ご指定便」をはじめとする複数の日本郵便のプロジェクトに参画し、デジタル変革に伴走してきた。

今回の「ゆうプリクラウド」開発においては、UI/UXの観点から操作性を重視したシステム開発の要望を受け、モンスターラボのケイパビリティを最大限に活用した支援を提供すべく、プロジェクトへの参画が決定したという。

開発フェーズでは、同社のベトナム拠点と連携した大規模なハイブリッド開発体制を構築。Webサービスおよびクラウドサービスの開発、テスト、品質保証を担い、現在も保守運用およびエンハンスフェーズにおいて継続的に顧客支援を行っている。

日本郵便の利便性を高めるサービスとして、今後の動向に期待が寄せられる。