センコーGHD、浦和にグループ最大規模の物流センターを竣工　首都圏配送を強化

センコーグループホールディングス株式会社（以下、センコーGHD）は2025年8月7日、「センコーグループ浦和物流センター」（以下、新センター）竣工式を実施した。

容積対象面積80,000㎡を超えるグループ最大の物流拠点

新センターはセンコーGHDが建設し、昨年11月に上棟式を行い、計画通り本年8月に竣工。グループ傘下のセンコー株式会社（以下、センコー）と株式会社ランテック（以下、ランテック）が共同でセンター運営を行う。

◆センコーグループ浦和物流センターの概要
▷所在地：埼玉県さいたま市緑区大字大門鶴巻2080-1
▷建物構造：鉄筋コンクリート・鉄骨造8階建（倉庫は5階層）
▷敷地面積：44,426㎡
▷容積対象面積：81,082㎡（うち、センコー38,790㎡、ランテック 42,127㎡）
▷設備：冷凍冷蔵倉庫、トラックバース（1階・2階計90台分）、大型車待機スペース（40台分)、給油所、洗車場、整備場、太陽光発電設備、大容量蓄電池、非常用発電設備、ケースソーター、移動ラックなど
▷貸主：センコーグループホールディングス株式会社

容積対象面積80,000㎡を超える新センターは、2022年度からスタートした5ヵ年の中期経営計画における重点課題「既存事業の拡大と深化」を支える基盤であり、グループ最大の物流拠点となる。

コールドチェーン物流の需要に応える

新センターは東北自動車道「浦和IC」に隣接し、都心まで約30㎞圏内に位置することから、首都圏への配送を幅広くカバーできる。埼玉高速鉄道「浦和美園駅」から徒歩圏内にあり、周辺は新興住宅地のため、働き手の確保にも有利だ。

埼玉地区に点在する同社グループの物流センターでは、量販を中心に首都圏向け物量が増大しており、新センターはこうした需要増に対応する。また、ランテックが運営する冷凍冷蔵エリアには、高さ約35mと国内最大規模（同社調べ）の自動倉庫を導入。新センターの開設により首都圏向け物流を強化し、成長が期待されるコールドチェーン物流の需要に応えていく考えだ。