楽天、さまざまなデジタルメディアに配信できる広告メニューを提供開始
楽天グループ株式会社は2025年9月30日、広告主企業に向けて提供している「RMP - Unified Ads」において、同社が提供するサービスに限らず、さまざまなデジタルメディアにディスプレイ広告と動画広告を配信できる広告メニュー「RMP - Unified Ads Boost Reach」の提供を開始した。
消費行動分析データなどに基づいた、新しい広告メニュー
「RMP - Unified Ads Boost Reach」は、楽天グループが提供する70以上のサービスを通じて蓄積された消費行動分析データなどに基づいた新しい広告メニュー。同社が運営するサービスのプレミア枠に広告配信が可能なプロダクト「RMP - Unified Ads」において、配信枠とフォーマットを拡充した形で提供される。
◆「RMP - Unified Ads Boost Reach」概要
▷提供開始日:2025年9月30日
▷概要:楽天グループサービスのプレミア枠と楽天グループ以外の様々なデジタルメディアに一括で広告を掲載できるメニュー
◆主な特長
▷楽天グループのサービスと、楽天グループ以外のさまざまなデジタルメディアに一括で広告を配信することが可能
▷ディスプレイ広告を配信することが可能な「RMP - Unified Ads Boost Reach for display」と、コネクテッドTVやスマートフォン端末のインストリーム動画広告を配信することが可能な「RMP - Unified Ads Boost Reach for video」の2つのフォーマットを提供
主な配信先は楽天グループサービスでは「楽天トラベル」「楽天カード」「楽天ペイ」「Super Point Screen」などが対象。楽天グループ以外のデジタルメディアにおいても、ファッション、コスメ、ニュースメディア、動画配信サービスなどが配信先となる。
試験運用でも広告配信の最大化が期待
同社は近年需要が拡大する動画メディアをはじめとしたデジタルメディアとユーザーの接点が多様化する中、自社が提供するサービスの広告枠にとらわれないデジタルメディアとの連携強化と、動画フォーマットの拡充が不可欠であると判断。さまざまなデジタルメディアに一括で広告配信が可能な「RMP - Unified Ads Boost Reach」を開発した。
本メニューの試験運用では「RMP - Unified Ads」を用いて、同社が蓄積する消費行動分析データに基づいたターゲティングを実施。楽天グループのサービスとそれ以外のデジタルメディアへ同時に広告配信を実施。リーチしたユーザー群を比較したところ、重複率は約7%と低く効果的に広告配信の最大化を見込めることが確認できたという。
同社は「豊富なデータとAIを最大限に活用し、『Rakuten Marketing Platform』におけるさまざまなプロダクトやソリューションの提供を通じて、企業の持続的なマーケティング活動の実現に貢献することを目指してまいります」とコメントしている。今後の動向に期待が寄せられる。
出典:楽天グループ株式会社