日本郵便、2026年2月より「チルドゆうパック」保管温度帯を変更
日本郵便株式会社は2026年2月1日より「チルドゆうパック」の保管温度帯を、従来の「0〜5℃」から「0〜10℃」に変更する。
運用効率と柔軟性の向上が目的
今回の「チルドゆうパック」の保管温度帯の変更は、流通における運用効率と柔軟性の向上を目的としている。日本郵便はこの変更によって、以下のような効果が期待できると説明している。
◆運用効率の改善
▷温度管理に関するコストおよびエネルギー消費の削減。
◆物流および保管の柔軟性向上
▷他社との協業など、多様な輸送手段・保管設備への対応が可能となり、運用の選択肢のさらなる拡大が期待。
より広範な温度帯に対応
物流現場や保管施設などでは、日本郵便の保管温度帯とは異なる管理温度での運用が増加している。このことから、より広範な温度帯に対応できるよう今回の見直しを行った。
日本郵便は今後について、「サービスの品質と安全性を確保しながら、サプライチェーン全体の最適化と持続可能な物流体制の構築に取り組んでまいります」とコメントしている。
「チルドゆうパック」を利用する事業者は変更内容を把握し、顧客に対するアナウンスなど対応の準備を進めたい。