2026年おせちのトレンド「好きなものだけ」「少人数向け」に注目 楽天調査

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ECのミカタ編集部

「楽天市場」、2026年のおせちに関する意識調査と販売傾向を発表

楽天グループ株式会社(以下、楽天)が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、2025年10月16日、「おせちに関する意識調査」(以下、本調査)の結果を発表した。

調査概要

◆調査対象:全国20歳~70歳の男女
◆調査人数:1000名
◆調査期間:2025年10月2日
◆調査方法:「Freeasy」によるインターネット調査
◆出典:おせちに関する意識調査(楽天グループ株式会社)

おせち料理は「一部を購入」が半数以上

2026年の年始に予定しているおせちの準備方法についてたずねたところ、「一部を手作りし、一部を購入する」と回答した人が57.7%と最も多い結果となった。

購入先は「スーパーマーケット」(56.1%)が最も多く、次いで「インターネット通販サイト(ECサイト)」(33.6%)、「百貨店」(28.8%)という結果に。

おせちはすべてを購入するのではなく、一部を手作りしている人が多いことから、「何かしら手作りの品目を取り入れたい」という心理があることがうかがえる。

8割以上が「家族」とおせちを食べる

2026年のお正月に、おせちを食べる人数について聞いたところ「3~4人」と回答した人が56.1%と過半数を占めた。

「2人」と回答した人は22.8%おり、少人数世帯での需要も一定数存在することが示された。

また、おせちを一緒に食べる人をたずねた設問の回答は「家族」が88.2%となった。現代でもおせちは、年始の家族団らんの中心にあるといえるだろう。

ニーズに応える「ニッチな商品」に注目

「どんなおせちがあったら食べてみたいか」という質問では、「好きなものだけが入ったおせち」と回答した人が24.1%、「少人数向け(1~2人前)おせち」と回答した人が23.5%と高い割合を占めた。

「定番王道おせち」も20.4%と、個々の嗜好やライフスタイルに合わせたおせちへの潜在的なニーズがみてとれる。

楽天は本調査結果について、次のようにコメントしている。

「近年では、スイーツや肉など好きなものだけが入った、個人の嗜好に特化した『パーソナルおせち』への注目も高まっています。(中略)またこの他にも、『楽天市場』では特定の素材だけを集めた『肉だけおせち』『キャラクターおせち』など、ユーザーの多様なニーズに対応したニッチなおせちも取り揃えており、2026年のおせちとして注目が高まることが予想されます」

伸長する食品ECにおいて利便性の高いおせちは、年々注目度を高めている。今年の動向、傾向を引き続き追っていきたい。


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