ヤマト運輸、宅急便の当日配送サービス提供開始 同一都道府県内運賃も新設

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ECのミカタ編集部

2025年11月10日(月)から宅急便の当日配送サービスの提供と同一都道府県内運賃を新設

ヤマト運輸株式会社は2025年11月10日より、午前中に預かった荷物を当日中に届ける「宅急便当日配送サービス」の提供開始と、同一都道府県内運賃を新設することを公表した。

午前中の持ち込みで最短14時以降の指定時間に配送

「宅急便当日配送サービス」は「当日中に荷物を届けたい/受け取りたい」というニーズに応えて実現。午前中にヤマト運輸の営業所に荷物を持ち込みすると、最短で当日14:00以降の指定時間に配送する。

◆対象商品
▷宅急便、クール宅急便、宅急便コンパクト、宅急便コレクト
※対象外:往復宅急便、スキー宅急便(板規格含む)、ゴルフ宅急便(キャディバッグ規格含む)、空港宅急便、投函商品、ヤマト運輸と契約している個人間取引サイト(フリーマーケット・オークションサイト)経由の荷物

◆対象顧客
▷個人・法人問わず全ての顧客

◆発送場所
▷全国のヤマト運輸営業所(一部の営業所を除く)

◆利用料金
宅急便規定運賃+550円(税込)
※沖縄県発着の場合は宅急便運賃+330円(税込)
※11月5日〜11月9日まで、宅急便規定運賃のみで利用可能。


◆利用シーン
▷法人顧客:農水産品など鮮度を保ったまま早く届けたいもの、カタログやサンプル品、急ぎの納品物など。
・個人顧客:仕送り品やギフト、早く届けたいもの。

発送締切時間は、営業所により異なる。また、指定できる配送時間帯は、配送先住所により異るため、詳細は以下より確認してほしい。

◆参考:宅急便当日配送サービス

※画像元:2025年11月10日から宅急便の当日配送サービスの提供と同一都道府県内運賃を新設(ヤマト運輸株式会社)

運賃区分を都道府県別に細分化

加えて、これまで地帯別だった運賃区分を都道府県別に細分化。同一都道府県内を発着する宅急便を対象とした、新たな運賃区分を新設した。今後も顧客ニーズや外部環境の変化に応じ、柔軟なプライシング設定を進めていく。

◆対象商品
▷宅急便(発払いのみ)、クール宅急便(発払いのみ)、宅急便タイムサービス、往復宅急便(宿泊施設への往復利用のみ)
※対象外:沖縄県を発着する荷物、スキー宅急便(板規格含む)、ゴルフ宅急便(キャディバッグ規格含む)、空港宅急便、宅急便コンパクト、宅急便コレクト

◆対象顧客
▷個人顧客
※法人契約がある顧客は対象外

◆対象地域
▷全国
※沖縄県を除く

◆発送場所
▷ヤマト運輸営業所への持ち込み
▷ヤマト運輸のセールスドライバーによる集荷
▷宅配便ロッカー(オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」、宅配ロッカー発送サービス)
▷コンビニエンスストア(「宅急便をスマホで送る」利用の場合に限る)

◆利用シーン
▷家庭菜園で収穫した野菜や果物などのお裾分けや、個人が参加するイベントで使用する物品など。

同一都道府県内運賃表の料金詳細

同一都道府県内運賃表(税込)の価格一覧は以下の通り。

※画像元:2025年11月10日から宅急便の当日配送サービスの提供と同一都道府県内運賃を新設(ヤマト運輸株式会社)

一例として、60サイズの荷物を東京都から東京都・群馬県に送る場合(現金決済、税込)、以下図表の料金となる。

ヤマト運輸は本件について、「より多様なニーズや、外部環境の変化に柔軟かつスピーディーに対応するために、宅急便のサービスラインアップを拡充します。これにより、お客さまの荷物を送る・受け取る利便性の向上と宅急便事業の基盤強化を図ります」とコメントしている。

「宅急便当日配送サービス」によってスピード感を持った配送が実現する。事業者にとって、顧客へのサービス拡充や新たな訴求が可能となるだろう。