関通、「関通ALFALINK尼崎センター」の竣工を発表 多様な顧客ニーズに対応
株式会社関通は2025年11月26日、日本GLP株式会社が開発する大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 尼崎South」一部区画を賃借し、新たな戦略的物流拠点「関通ALFALINK尼崎センター」を設立・運用を開始することを発表した。
物流効率最大化のための新拠点
「関通ALFALINK尼崎センター」は、「都市近接」の利便性と「高速アクセス」の機動力を両立した、物流効率最大化のための新拠点となる。
兵庫県尼崎市という戦略的な立地を活かし、整備された高速道路網を駆使することで、交通渋滞のリスクを最小限に抑える。
特に大阪・神戸市内への配送においては、都市部へのスムーズな侵入と最適なルート設定が可能に。配送リードタイムの劇的な短縮と、それに伴う物流コストの徹底的な削減を実現するとした。
◆センター概要
▷名称:「関通ALFALINK尼崎センター」
▷所在地 :兵庫県尼崎市道意町7-1-10
▷交通アクセス:神戸線「尼崎西」ICより約0.3km、「尼崎末広」ICより約2.5km、阪神本線「尼崎センタープール前」駅より約0.5km(徒歩7分)
▷敷地面積:約10万7300㎡(約3万2515坪)
▷延床面積:約24万2420㎡(約7万3460坪)
※うち一部スペースを関通が利用
▷規模・構造:南棟:地上6階・免震構造 PCaPC/耐火構造
▷竣工:2025年10月末
3km圏内に8つの倉庫が集約
本拠点の開設により、関西尼崎エリアでの保有倉庫は計8拠点、総面積が5万7600坪へと拡大。多様化する顧客ニーズに合わせて、最適な物流ソリューションを提案できるようになった。
関通では、倉庫間でいつでも連携が取れる距離内に物流センターを配置する「ドミナント戦略」を採用。「関通ALFALINK尼崎センター」の3km圏内に8つの倉庫が集約しており、スムーズな物流連携がいつでも取れる体制が整っている。
これにより、1拠点での対応キャパシティの限界値をエリア戦略により回避。顧客の成長や出荷増大に対応している。

※画像元:関西最大級の物流施設「GLP ALFALINK尼崎」に 「関通ALFALINK尼崎センター」が竣工(株式会社関通)
同社の重要拠点として機能
関通は「『関通ALFALINK尼崎センター』は、関通尼崎エリアの物流業務を担う当社の重要拠点として機能します」とコメント。今後の展望について、次の内容を挙げた。
◆EC事業・多業種顧客への対応
急拡大するEC事業の需要と、多岐にわたる業種の顧客ニーズに応えるため、大規模なキャパシティと高スペックな施設をフル活用し、多様な物流ソリューションを提供。
◆GLPコンシェルジュとの共創
施設内で提供される「GLPコンシェルジュ」サービスと連携し、入居企業同士の連携強化、人財確保、資材コスト削減などのソリューションを積極的に活用・提供。顧客の物流課題解決と新たな価値創出に取り組む。
◆顧客基盤の拡大
関西最大級の物流プラットフォームを戦略拠点とすることで、新規顧客からの信頼性を高め、顧客基盤の拡大と企業価値の向上を目指す。
西日本の物流を支える存在として、今後が期待される。


