スマレジEC・一元管理が「TikTok Shop」と連携 受注と在庫を一元管理

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ECのミカタ編集部

スマレジEC・一元管理がTikTok Shopと連携を開始

株式会社ネットショップ支援室が提供するCRM機能内蔵型EC一元管理システム「スマレジEC・一元管理」は、2025年12月15日、TikTokが提供するEC機能「TikTok Shop」との連携を開始した。

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受注と在庫を自動で一元管理

本連携により「スマレジEC・一元管理」を導入する事業者は、ECサイト、実店舗(スマレジPOS連携時)、「TikTok Shop」で発生する受注と在庫を自動でシームレスに一元管理することが可能になる。

ネットショップ支援室は連携によって実現できることとして、次の内容を挙げている。

◆オムニチャネル対応と業務効率化の両立
既存チャネル(ECモールや実店舗)と同じ管理画面で「TikTok Shop」を含む、すべての受注・出荷を一元化。ライブコマースによる新規販路の開拓と、手作業削減による業務効率化を両立させる。

◆実店舗在庫を含めた自動調整
「TikTok Shop」で売れた商品の在庫情報を「スマレジEC・一元管理」が自動で連携・調整。ECサイトや実店舗在庫(スマレジPOS連携時)と連動するため、SNSを起点とした販売で生じる在庫変動に確実に対応し、売り越しリスクを防ぐ。

◆受注・出荷情報のシームレスな連携と分析への活用
「TikTok Shop」で発生した受注データ(顧客情報を含む)の取り込み、および発送後の出荷情報(伝票番号)の連携が完全に自動で行われる。煩雑な手作業によるデータ入力が不要になるだけでなく、取り込まれたデータはCRM機能内蔵の管理画面で一元管理。販路ごとの正確な売上分析や顧客育成(CRM)に活用できる。

バックエンド業務の自動化と効率化が強化

近年、ショート動画やライブ配信を通じて商品を購入するライブコマース市場が急速に拡大している。特に若年層を中心に利用が広がる「TikTok Shop」は、新たな販路としてEC事業者にとって非常に大きな注目を集めている。

一方で「ECサイトやモール、実店舗、さらには『TikTok Shop』などのSNSチャネルを並行して運営する多店舗展開(オムニチャネル)事業者にとって、最も大きな課題は『在庫の一元管理』です」とネットショップ支援室は指摘。手動での在庫調整はヒューマンエラーによる売り越しや、在庫反映の遅れによる販売機会の損失を招いていた、と続ける。

今回の「スマレジEC・一元管理」と「TikTok Shop」の連携により、受注データや在庫データが自動連携され、多チャネル展開におけるバックエンド業務の自動化と効率化が強化される。オムニチャネルでのライブコマース販売を加速させる連携として、今後の活躍に期待が寄せられる。


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