新年準備を背景に「住環境整備」「家庭内消費」が拡大 Shopify Japan調査

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ECのミカタ編集部

Shopify、日本の年末年始における販売動向に関する調査結果を発表

Shopify Japan株式会社は2026年1月21日、日本における年末年始のコマース動向に関する調査結果を発表した。

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住環境の快適性に関連する商品が伸長

2025年12月下旬から2026年1月初旬にかけての販売実績を、前月比で比較したところ「清掃」や「住環境の快適性」に関連する需要の伸びが顕著だった。掃除機を含む、家庭用電化製品の売上は前年同期比で135%以上増加。なかでもスティック型掃除機が、約195%増と大きく伸長した。

また、マットレス(77%増)やマットレスプロテクター(74%増)、ソファなどの家具(67%増)といった「住環境を整える商品」も堅調に推移。

これらの結果についてShopify Japanは「新年を迎えるにあたり、清潔で快適な住まいを整えることが、日本の消費者にとって重要な文化的要素であることを示しています」と分析する。

冬物アパレルの需要も増加

年末年始に家庭で食事を楽しむ準備が進む中、食器関連商品の需要も大きく伸長。器類の売上は前年同期比で200%以上増加し、食器セットも約117%増となった。

また、住環境や食関連商品の動きに加え、冬物アパレルの需要も増加した。

コーディネートされた衣類セット商品が前年同期比で約70%増。ジャケットなどのアウター類も約60%増に。気温の低下に加え、初詣や年始の挨拶回りといった外出機会を見据え、身だしなみを整えるための計画的な購買行動が確認された。

さらに、年始の集まりや祝いの場に向けて、パーティー関連商品の需要も大きく伸長した。お菓子などの詰め合わせや記念品は、前年同期比で300%以上増加。パーティー用品全体でも、約186%増となっている。

暦に基づいた季節リズムが根付く

Shopify Japanのカントリーマネージャーである馬場道生氏は、本調査の結果に対して次のようにコメントしている。

「今回の結果は、日本における年末年始の消費動向として、概ね想定通りの内容でした。一方で、改めて明らかになったのは、季節性や文化的な節目が、消費者の需要に強く影響を与え続けているという点です。エージェンティック・ショッピングをはじめとする新しい技術によって、商品との出会いや購入体験が進化する中においても、日本では暦に基づいた季節のリズムが、消費行動に深く根付いています」

年末年始にかけて、日本の消費者が住環境の整備や新年の集まりへの準備など、季節性を意識した購買行動を重視していたことが明らかになった。2026年の消費動向を見通すうえで、本調査はEC事業者にとって有益な示唆を与えるものとなるだろう。