エニグモ「BUYMA Books」がakippa「ギャラクシーブックス」と提携し、紙版書籍を販売
エニグモ「BUYMA Books」、akippaと提携し、プリント・オン・デマンドの紙版書籍販売を開始
販売第1弾書籍は、「BUYMA Books」が翻訳を行った『命の賛歌 ニューヨーク市消防局32分署』
スマートゲートとも事業提携を行い、「BUYMA Books」以外の電子書店でも積極的に販売していく
エニグモ「BUYMA Books」がakippa「ギャラクシーブックス」と提携し、紙版書籍を販売
株式会社エニグモ(以下、エニグモ)は、運営する「BUYMA Books(バイマブックス)」をakippa株式会社(以下、akippa)と提携し、注文が入ってから1部ごとに印刷して配送するプリント・オン・デマンドの紙版書籍販売サービスを開始すると4月10日に発表した。
「BUYMA Books」は、世界中のパーソナルショッパーから商品を購入できるファッション通販サイト「BUYMA」で培ったグローバルネットワークと運営ノウハウを活かしたプラットフォーム型サービス。世界中の価値ある本や書籍をクラウドソーシングで各国の母国語に翻訳し、スマートフォン・タブレット・PC向け電子書籍を販売。今回の出版事業「ギャラクシーブックス」を運営するakippaとの提携で、電子書籍だけでなく、紙版での書籍の販売を実現することになる。販売される第1弾の書籍は、アメリカ同時多発テロ事件後のニューヨーク市消防局の実情を描いた『命の賛歌 ニューヨーク市消防局32分署』(電子版および紙版)。この書籍は、同時多発テロ後の消防士達の想いを日本に伝えるべく、「BUYMA Books」が著者ジェシカ・ロック氏と契約して翻訳を行っている。
また、エニグモは、akippaだけでなく、数々のベストセラー作品を刊行している株式会社スマートゲートとも事業提携を行っている。この提携で、「BUYMA Books」で翻訳した電子書籍を「BUYMA Books」以外の電子書店でも積極的に販売していくとのこと。
情報が溢れる社会において、いま、本を読まない人達が増えているそうだ。デバイスの進化に平行して、ますます『本離れ』は進んでいくだろう。そうした中、“紙媒体の本を読みたい”という需要に目を向け、プリント・オン・デマンドという手法を取り入れたエニグモは、時代の寵児となるのではないだろうか。また、このサービスにより、日本では出版されなかったであろう本が登場することも予想でき、非常に興味が湧く。