Apple Watch対応の「iPhone版Amazonアプリ」Amazonが提供開始

声で商品を検索し、1-Clickで欲しい物を注文できるiPhone版アプリを7カ国で展開

アマゾン ジャパン株式会社(以下、Amazon)は、Apple Watch対応の「iPhone版Amazonアプリ」を提供開始すると4月24日に発表した。

「iPhone版Amazonアプリ」は、同日より、日本、カナダ、中国、フランス、ドイツ、米国、イギリスで展開される。同アプリを利用することで、Apple WatchでAmazonが提供する商品を検索し、価格、商品画像、カスタマーレビューなど、商品に関する情報を一目で把握することができる。外出先でも使えるようデザインされた同アプリケーションには、音声検索のほか、頻繁に購入する商品の注文が簡単に行える「1-Click注文」や、即座に欲しい物リストへの追加ができる「アイデアを保存する」など、様々な状況でのAmazonの利用を想定した機能が備わっている。

利用の際は、iPhoneで最新版Amazonアプリを更新。更新すると、Amazonアプリのアイコンが自動的にApple Watchに表示される。詳細情報については、専用サイトで案内を行っている(http://www.amazon.co.jp/iphoneapp)。

Amazon モバイルショッピング事業部のディレクター、ポール・コーズナー氏は、「今回のアプリケーションの提供は、我々のウェアラブル端末向けサービスのほんの序章に過ぎません。Apple Watchを通じて、Amazonから必要な情報を一瞬で入手していただける新たなサービスを提供できることを大変嬉しく思います。」と述べている。

ウェアラブ端末向けサービスとは、言葉通り、身につけるコンピュータデバイスのサービスのこと。必要な情報を目の前に表示するメガネ型や、Apple Watchのような時計型デバイスなどがある。『007』や『ミッションインポッシブル』といった映画の世界では使われているが、まだ一般普及には至っていない。しかし、Apple Watchの登場で、より日常的なものに近づくのではないだろうか。Apple Watchは、iPhoneとBluetooth接続やWi-Fi接続をして利用するペアリングが基本。iPhoneあっての使用なので、ネットショッピングでの利用は疑問視されることもあるが、「1-Click注文」機能を搭載したことで、よく購入する商品の再注文、また、入荷してすぐに売り切れてしまう商品や人気チケットの購入など、PCやスマートフォントとは使い分けて利用されていくと思われる。