Yahoo!JAPAN、2014年度通期の決算説明会で18期連続の増収増益を発表
Yahoo!JAPANの売上高は4,284億円(前年度比4.9%増)、営業利益は1972億円(前年度比0.4%増)
Yahoo!ディスプレイアドネットワークは、機能改善により引き続き高い成長を維持(前年度比+65.8%)
Eショッピング事業は、購買率・購入者数が上昇。EC国内流通総額は、1.19兆円(前年度比+7,6%)
EC国内流通総額1.19兆円、スマートフォン経由比率34%
ヤフー株式会社(以下、ヤフー)は、2014年度通期の決算説明会を5月1日に行った。売上高は4,284億円(前年度比4.9%増)、営業利益は1,972億円(前年度比0.4%増)となり、サービス開始以来18期連続の増収増益を記録。なお、2014年度の期末配当額は1株あたり8.86円(前年度4,43円)となり、前年の倍に拡大(予定)。今後も広告/EC/決済・金融の3本柱を軸に持続的な成長を築くとのこと。以下は、ハイライトとして2014年度通期の決算内容を抜粋したもの。
[広告関連事業]
昨年も好調だったYahoo!ディスプレイアドネットワークは、機能改善により引き続き高い成長を維持(前年度比65.8%増)。
より精密なオーディエンスターゲティングが可能なYahoo!プレミアムDSP売上高が増加。
[EC関連事業]
EC国内流通総額は、1.19兆円(前年度比7,6%増)。
ショッピング事業は、購買率・購入者数が上昇。
オークション関連事業の取扱高は、前年度比で8.6%の成長。
[株主還元と成長投資]
1株当たり8.86円の配当を毎年、安定的に還元することを発表。
中長期的な成長を持続するために必要なM&A、資本業務提携を積極的に実施すると共に、ビッグデータ関連設備に投資。
ヤフーは、2012年度から2014年度までの3年間、「スマートフォン経由の利用拡大」に注力してきた。その目的通り、現在、スマートフォン(アプリ+ブラウザ)でのDUB(1日あたりの利用ブラウザ数)は、全体の約6割に達している(2011年度は21.8%)。2015年以降は「スマートフォンにおけるアプリ利用をさらに拡大」していくとのこと。