購入経験あり52%、楽天リサーチが中古品売買のアンケートを実施

リサイクル意識や暇つぶし感覚など、43%の人が中古品を販売したことがあると回答

楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:森 学)は、2015年5月21日から24日の期間、全国の20代~60代の男女1,000人を対象とした「中古品(リユース品)の売買に関する意識調査」をインターネットで実施。その調査結果を5月29日に発表した。

中古品を売ったことがあるかという問いに、4割以上が「売ったことがある」と回答。購入経験については、半数以上(52.1%)が経験ありと回答している。利用するデバイスは、8割以上の人がPCと回答。特に女性20代は、スマートフォンを利用している割合(48.0%)が他の年代と比べて高かった。

中古品を売る理由は、「小遣い稼ぎ(73.3%)」を抑え「捨てるのがもったいない(86.7%)」が第1位に。20代女性は、「暇つぶし(37.0%)」と回答する人も多い。また、購入に至る割引の目安は、1度しか使用されていない中古のDVD・書籍が約5割引で購入につながり、Tシャツやスカート・ズボンといった衣服においては、約6割引から購入する人が多いという結果になった。一方、「安くても購入しない」のは、下着(82.4%)、水着(78.5%)、香水(54.4%)、靴(53.1%)、腕時計(31.2%)とのこと。

リサイクル意識から、中古品を購入・販売するというのは判るが、20代女性の「暇つぶし」感覚は面白い。ミスタッチもあり得るスマートフォンを利用する人が多いのも、ゲーム感覚で楽しんでいるということだろうか。少し前までは、若い世代は中古品にもっと抵抗を持っていたように思う。日常の当たり前の姿として中古品の売買が行われるようになったのは、まさに時代を象徴する事柄かも知れない。