ニトリ、CTCクラウドサービスの採用で配送計画自動化を実現

石郷“145”マナブ

ホームロジスティクスがCTCのクラウドサービス「MAMS」を宅配サービス基盤として採用
納品条件など、購入者の要望を反映しながら、効率的な配送ルートを作成
配送関係者は、パソコンやスマートフォンを使って情報を共有することができる

POSシステムやECシステムと連動し、配送先の状況に応じた配送計画を自動で作成

ニトリグループの物流事業を担う株式会社ホームロジスティクス(代表取締役社長:松浦 学 本社:札幌市北区 以下、ホームロジスティクス)は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲 本社:東京都千代田区 以下、CTC)のクラウドサービス「Mobile Asset Management Service」(以下、MAMS)を宅配サービス基盤として採用したと6月9日に発表した。

CTCのクラウドサービス「MAMS」は、ニトリ店舗のサービスカウンターや接客用のタブレット端末で宅配依頼を受け付けると、システムが配送可能な日時を提示。配送トラックへの積載条件や配送先住居に応じた納品条件など、購入者の要望を反映しながら、効率的な配送ルートを作成。変更があった場合は自動的に再作成を行う。この情報は、配送担当者などの関係者がパソコンやスマートフォンを使って共有することもできる。同サービスは、ニトリが6月17日にオープンする新ECサイトでの本格運用が予定されており、「MAMS」を利用することで店頭同様に時間指定での配送受付を行う。

また、ホームロジスティクスは、自社の物流サービス強化の一環として、同システムを活用した外販物流サービスをニトリの他にも十数社へ提供済み。CTCの「MAMS」を利用した宅配サービスを全国60社以上の物流パートナー企業と共有することで、全国均一の業務品質を確保するほか、パートナー企業における業務負荷軽減をサポートしていくとのこと。

物流を効率化していく新たな基盤システムとして定着していきそうな同サービス。60社以上の物流パートナー企業と共有されるとのことだが、ますます深刻化する物流のコスト削減、スピード化の要求に応えるサービスとして、期待は大きい。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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