ネットでガシャポン、バンダイの新サービス「ネットdeカプセル」
バンダイがオンラインでのガシャポン®購入のテスト販売を開始
株式会社バンダイ ベンダー事業部(以下、バンダイ)は、日本最大級のネットキャッチャー「ネッチ」を運営する株式会社ネッチと協力し、カプセル玩具市場初となる新サービス「ネットdeカプセル」のテスト販売を2015年7月よりスタートすると6月15日に発表した。
「ネットdeカプセル」(http://netca.jp)は、オンライン上で欲しい商品を選択し、遠隔操作で実物のカプセル自販機「ガシャポン®」を回すサービス。購入には会員登録が必要で、商品は購入後、数日で自宅に配送される。販売価格は200円〜600円で、一商品につき100円が予め送料(全国一律)として加算。9回以上利用した場合、送料は無料となる。主なターゲット層は20代〜30代で、バンダイは、2015年度末までに売上5億円を目指すとしている。
街のあちらこちらで目にするバンダイのカプセル玩具。思わず回してみたくなるものもあるが、やはり周囲の目が気になる。バンダイは、同サービスのターゲットを“大人”としており、そうした需要を見越しているのかも知れない。それにしても、目標売上5億円は凄い。200円の商品の場合、250万回もガシャガシャされることになる。
「ガチャポン」「ガシャポン」「ガッチャン」「ガチャガチャ」「ガシャガシャ」…様々な呼び名で親しまれてきたカプセル玩具であるが、時代の流れでついにネット上で体験できるようになった。
子供の頃、お目当ての機種や玩具を探し、自転車で街をさまよった想い出のある方も多くいるだろう。機械の外から中を覗いたり、揺らしたりしたなど、ターゲットの20~30代の層には「あるある話」は尽きない。カプセル玩具老舗がみせる今回の展開は、非常に興味深いであろう。