「LINE Pay」にB to C送金機能を提供開始

ECのミカタ編集部

クリエイターへの売上分配額の受け取り手段としてLINE Payが利用可能に
売上分配金の振り込み手数料が無料になるキャンペーンを実施
今後もユーザーの利用拡大を図るキャンペーンなどにも積極的に取り組む

モバイル時代の新たな決済インフラを目指す

LINE株式会社(以下「LINE」)は「LINE Creators Market」のクリエイターに対して、「LINE Pay」で売上分配額を受け取れるようになったと発表した。これは、B to C送金機能が提供されたことによるものだ。

「LINE Pay」は、LINEを通じてユーザー間での送金や、提携サービス・店舗での決済を簡単・便利に行うことができる。2014年12月16日のソフト公開以降モバイル時代の新たな決済インフラを目指し、ユーザーが安心して便利に利用できる環境整備のために、各種キャンペーンや外部企業との連携、大型ECサイト・アプリの加盟店追加など、様々な取り組みを通じて事業の拡大を推進している。

これまで、LINEからクリエイターの売上分配額を金融機関口座に振込みをする際には、一律540円(税込)の振込み手数料が発生していた。しかし、「LINE Pay」口座への振込み手数料であれば手数料が一切発生せず、無料で受け取ることができる。なお、「LINE Pay」を選択できるのは日本国内の個人クリエイターのみである。

さらに、2015年10月31日までの期間限定で、送金手段に「LINE Pay」を選択したクリエイターが「LINE Pay」口座から、銀行などの金融機関に出金する際に発生する216円(税込)の手数料が無料になるキャンペーンを実施する。これによってクリエイターは振込手数料が一切無料で売上分配額を受け取ることができる。

LINEは「LINE Pay」を利用したユーザーへの送金システムをLINE関連サービスでの導入も検討している。今後、「LINE Pay」の利便性や安全性を追求し、機能の拡充や外部パートナーとの提携、加盟店およびユーザーの利用の拡大を図るキャンペーンの実施など、様々な施策に積極的に取り組んでいくという。

数多くのモバイル決済サービスがあるため、ユーザーに選ばれるためのオリジナリティが求められている。安全性はもちろんのこと、機能の拡充や他社との提携などによって使いやすさもユーザーから選ばれる要因となるだろう。


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